男性の3歩後ろを歩く古風な女性が好み――。そんな男性もいるだろうが、現実はかなり厳しそうだ。結婚情報サービス「O-net(オーネット)」を運営するオーネットがこのほど発表した「2009年20代・30代未婚女性の恋愛・結婚意識調査」によると、7割近くの女性が結婚相手とは「友達型」の関係が理想と考えていることがわかった。

同調査は9月3、4日の両日、20歳から39歳までの結婚経験の女性900人を対象に行った。結婚相手との理想のパートナー関係を聞いたところ、全体の67.8%は「友達型」と回答。次に多かったのは「かかあ殿下型」の18.8%で、「亭主関白型」は13.4%にとどまった。同様の質問を未婚男性に聞いたところ「友達型」が73.6%に上っており、男女ともにパートナーとは友だち同士のような関係を望んでいることがわかる。ただ「かかあ天下型(妻主導型)」を選んだ割合を男女で比べてみると、女性が18.8%だったのに対し、男性は12.8%と少なく、女性の方が男性より「かかあ天下」志向が高いこともわかった。

夫婦生活において、家事や育児などはどう分担したいかを聞いたアンケートでは、「子どものしつけ、教育」「乳幼児の育児」などで「(夫婦で)分担」と回答した女性がそれぞれ90.0%、73.2%と多数派を占めた。ただ、「家計のやりくり」では「妻中心」が45.3%「分担」が53.1%だったのに対し「夫中心」はわずか1.6%と「“財布”だけは別の話」と考える女性が多いようだ。一方で、収入を得る」の分担を聞いたところ、「夫中心」が56.2%と過半数を超え、「分担」は43.7%。「妻中心」はわずか0.1%にとどまった。