アーク情報システムは、PCのメモリを最大限活用するユーティリティソフト「SSD革命/Speed Advance Ver.1 Hi-Grade」(価格3,980円)、「Memory革命/RAM Drive Ver.1」(価格2,980円)の2製品を23日より発売する。いずれもダウンロード版で販売される。対応OSは、Windows XP / Vista / 7となる。
SSD革命/Speed Advance Ver.1 Hi-Grade
SSD革命/Speed Advance Ver.1 Hi-Gradeは、SSDやHDDなどへの書き込みを、メモリ上に作成した領域に行うことで高速化できるユーティリティソフトになる。Hi-Grade版では、32ビットOSでは利用できない約3.2GB以上のメモリ領域に一時ファイルを作成できるようになった。
詳細設定項目では、メモリ上の一時ファイルのサイズ設定、リミット時のアラーム設定や一時ファイルが設定値に達したときの動作(アラーム/再起動/シャットダウン/何もしない)、動作を実行する残容量、同ソフト使用時のモニターウィンドウの表示設定に加え、「システムメモリーのみ」/「OS管理外メモリーのみ」/「システムメモリー + OS管理外メモリー」などの使用メモリ領域の選択も可能となった。ソフトでは、書き込みをメモリ上の一時ファイルの上へ行うため、Cドライブへの書き込みを制御、ドライブを保護することも可能になる。
Memory革命/RAM Drive Ver.1
Memory革命/RAM Drive Ver.1では、PC本体のメモリ領域に通常よりも高速なRAMドライブを作成し、ストレスのないデータの読み書きが可能となるドライブを作成する。
作成されたRAMドライブでは、ファイルやフォルダの作成、ドライブのフォーマットなど通常と変わりなく使用できる。ドライブ内のデータは、自動でバックアップ/復元されるため、アンマウント/シャットダウンにかかわらずRAMドライブ内でデータを保持。IEやFirefox、Google ChromeなどのブラウザやOSの一時ファイルを設定しアプリケーションを高速化するといった使いかたも可能になる。
ソフトはOS管理外のメモリも利用可能なため、無駄にしているメモリ領域を最大限活用できるほか、ツールとしてデータ保存ソフト「バックアップ3WAY」が付属。同期、ミラーリング、バックアップの3種類のデータ保存が簡単な操作で可能になる。
作成された高速RAMドライブ |
なお、同社ではWindows 7への対応を順次行い、「CD革命/Virtual Ver.11 Pro」、「CD革命/Virtual Ver.11 Std」、「HD革命/BackUp Ver.9 Pro」、「HD革命/BackUp Ver.9 Std」、「HD革命/CopyDrive Ver.3 Pro」、「HD革命/CopyDrive Ver.3 Std」の3タイトル6パッケージについては、10月22日以降の購入ユーザーに対しては無償アップグレードを予定している。