米Micron Technologyは、書き込みサイクルを従来製品よりも大幅に向上させ、エンタープライズ・ストレージ向けの高い耐久性を実現した34nmプロセス採用のNANDを発表した。既にサンプル出荷を開始しており、2010年始めに量産を開始する予定。

この34nm NAND製品には、32GビットのMLC NANDチップと、16ビットのSLC NANDチップが含まれ、容量はそれぞれ最大でMLCは32GB、SLCは16GB。

同NANDによるMLCデバイスでは、従来のものと比べ6倍の耐久性となる書き込みサイクル3万回を実現しているほか、SLCデバイスでは、同3倍の耐久性となる30万回の書き込みサイクルを実現している。

また、インタフェースにはONFI 2.1をサポートしており、従来のインタフェースと比べ、データ転送レートが4倍から5倍に向上しているという。