アップルは21日、レーザーエンジンを搭載したMac用マウス「Apple Magic Mouse」を発表した。スクロールボールやスクロールホイールはなく、ボタンが1つのみのシンプルなデザインが特徴。トップシェル全体がなめらかなマルチタッチエリアになっており、マウス表面に触れた指先のジェスチャーで様々な操作を行える。アップルストア(オンライン)価格は6,800円。21日時点で5-7営業日での出荷開始となっている。また同日に発表されたiMacの新モデルに付属する。
Mighty Mouseと同様、Magic Mouseは継ぎ目のない1枚のトップシェル全体がボタンになっている。環境設定を通じてワンボタンとツーボタンの切り替えが可能。マウス全体が左右対称のデザインなので、ツーボタンの左右を入れ換えて左利き設定でも利用できる。
スクロールはマルチタッチジェスチャーで行う。トップシェル表面に触れた指先をすべらせるだけで、縦、横、斜め、360度どの方向にも自由にスクロール可能だ。表面全体どこにでも触れられるトップシェル・エリアは広く、iMovieの長いタイムライン、大きなWebページ、iPhotoのたくさんの写真などを、従来のマウスよりも効率的にスクロールできるという。ほかにもキーボードの[Control]キーを押しながら1本指スクロールするとズーム、トップシェル表面を2本指で左や右へスワイプすれば、SafariでWebページを前後に移動したり、iPhotoで表示写真を切り替えられる。
電源は単3電池×2。トラッキング面にオン/オフ・スイッチを備えるが、スイッチが入ったままでもユーザーが使用していない状態を判断して自動的に消費電力を抑える機能を持つ。Macとの接続はBluetooth。システム条件はMac OS X 10.5.8以降およびWireless Mouse Software Update 1.0となっている。