2009年9月2日にリリースされた音楽制作集団「Elements Garden」のコンピレーションアルバム第2弾「Elements Garden II -TONE CLUSTER-」。その発売を記念したイベントが、9月5日(土)、東京・秋葉原にて開催された。

Elements Gardenの上松範康氏(中央)、そして藤田淳平氏(右)、菊田大介氏(左)の3人がステージに登場

まずステージには、Elements Gardenの代表である上松範康氏、そして藤田淳平氏、菊田大介氏の3人が登場。まずはアルバムリリースの感想について上松氏は、「Elements Gardenを立ち上げてから5年目になりますが、自分たちの名義でCDを出せるのはやはりうれしいですね」と素直に喜びを表した。アルバムに収録された16曲の選曲については、自分の曲を入れたいという気持ちが強くて最初はケンカになると語るが、「最後は譲り合いになりますよね」(藤田)、「裏方精神が強いのかもしれない(笑)」(上松)。BGMも入れると年間で3~400曲を作るElements Gardenだけに、その選曲はかなり難航したようだ。ちなみに、作曲家になる前に選曲家になりたいと語る菊田氏は、かなり曲順に関してはうるさいそうだが、「曲順に関してもいろいろといいたいのですが、みんなで決めるものなので……」と、やはり最終的には譲り合いの精神を発揮……。

アルバムのコンセプトについて上松氏が、「今回は影山ヒロノブさんに歌っていただいているので、ジャケットもすべて、そこからイメージが決まっていきました」と語ったところで、今回のアルバムにおいてオリジナル曲の歌唱を担当した影山ヒロノブ氏が登場。オファーを受けたときの感想について、「すごく光栄に思いました。今の時代の音楽を最前線で作っている人たちから必要とされて、自分も現役感を感じました(笑)」と影山氏が語ると、上松氏は「現役バリバリじゃないですか!」と、影山氏の迫力あるレコーディング風景を紹介。藤田氏も「ライブを観ているような雰囲気でした」と、レコーディング当時を振り返った。

ステージに影山氏が登場

影山氏に依頼するにあたり、「最初はこんな若造が作った曲を歌ってもらえるのかというところからはじまって、どういう曲にすればいいのかというところでかなり悩んだ」と語る藤田氏。上松氏が「やはりロックじゃないといけないのかと思ったのですが、実はルーツはラテンにもあるのではないかと思い、あえて今回はラテンの音楽にしました。レコーディングの前の日まで悩んでいたのですが、レコーディング当日、実際に歌が入って初めていけると思った」と語ると、菊田氏も「歌で助かりましたね」と、影山氏の歌に対するリスペクトを言葉にした。

プレゼントにも出演者の個性がにじみ出る

イベントはその後、各出演者が持ち寄ったプレゼントを賭けてのジャンケン大会が行われ、それに引き続いて、影山氏がアルバム収録曲の「Deus Ex Machina」を熱唱。「キーが高い」と語りながらも、パワフルな歌唱で、観客を魅了した。最後に影山氏からの「世の中の人たちが明るくなれるようないい音楽を作れるように頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします」という言葉とともに、およそ1時間弱のイベントは幕を閉じた。

ステージでは影山氏が「Deus Ex Machina」を熱唱



9月2日に発売された「Elements Garden II -TONE CLUSTER-」のジャケットイメージ

タイトル Elements Garden II -TONE CLUSTER-
収録曲 全16曲
アーティスト Elements Garden
発売日 2009年9月2日 (発売中) 品番 KICA-1479
価格 3,000円
発売元/販売元 キングレコード