バンダイは20日、2010年3月発売予定の「大人の超合金」シリーズ第1弾『アポロ11号&サターンV型ロケット』の新製品展示説明会を都内で行った。「大人の超合金」は、35年の歴史を持つ「超合金」の技術を結集して実在する造形物をリアルに再現した、同社のこだわりのホビーアイテムとして立ち上げる新シリーズとなっている。価格は52,290円。

大人の超合金『アポロ11号&サターンV型ロケット』

アポロ11号&サターンV型ロケットを1/144スケールで再現。同スケールの宇宙飛行士や月着陸船も付属する

そのシリーズ第1弾は、今年が人類の月到達40周年にあたることを記念し、初めて月に到達した宇宙船・アポロ11号&サターンV型ロケットをチョイス。これを1/144スケールで商品化したもので、超合金シリーズの中でも全高760mmと過去最大の大きさを誇る。材質はZndc、ABS、PVCほかで、重量は約1kg前後。同社によれば、これまでのアポロ11号&サターンV型ロケットの塗装済み完成品商品の中で、最も実機に近い"迫力"と"精密感"を再現したとしている。

大人の超合金『アポロ11号&サターンV型ロケット』は、世界のアポロファンを魅了しているとされるアポロサイト「アポロマニア」の全面協力により、全体外観やロケット、エンジンの詳細部分に至るまで忠実に再現。さらに、発射から帰還までの各行程を9個のパーツ分割で再現できる仕様となっている。その際、第1段・2段・3段ロケットの切り離しができ、アポロ11号と付属の月着陸船はロケットへの取り付け&分離も可能。

人との対比。超合金ながら760mmと圧巻の大きさ

発射から帰還までの各行程を9個のパーツ分割で再現可能

打ち上げ脱出システム

月着陸船、司令船、支援船

宇宙船アダプタと第3段ロケット

第2段ロケット

第1段ロケット

第1段ロケットの底部に搭載されたF1エンジン

セット内容は、アポロ11号&サターンV型ロケット本体(第1段ロケットS-IC/S-II Aft Interstage/第2段ロケット S-II/S-IVB Aft Interstage/第3段ロケット S-IVB/宇宙船アダプタ SLA/支援船 SM/司令船 CM/打ち上げ脱出システム LES&BPC/支援船用アンテナ)、月着陸船下降段(脚固定タイプ)、月着陸船下降段(脚開閉タイプ)、月着陸船上昇段、宇宙飛行士2種、アメリカ国旗、縦置き用ディスプレイ台座(月面プレート、ディスプレイパーツ、ネームプレート)、横置き用ディスプレイスタンド、LM-CSM用ディスプレイ台座・ディスプレイパーツのほか、A5サイズの16ページに及ぶ解説冊子となっている。なお、初回生産分に限り、大気圏突入後の司令船(CM)と専用ディスプレイスタンドも同梱される予定。パッケージサイズは、400(H)×610(W)×210(D)mmを予定している。