パナソニック電工とシモンズはこのほど、照明、音響、空調の自動調整を行う睡眠環境システム『レスティーノ』を搭載したベッド「シモンズ レスティーノ」を共同開発し、2010年2月1日に発売すると発表した。木製フレームの「シングルクッション」と、マットレスを重ねた「ダブルクッション」の2種類をシモンズから発売する。市場予想価格はともに100万前後の見込み。

「シモンズ レスティーノ」画像はシングルクッション

同商品は、パナソニック電工が開発した睡眠環境システム「レスティーノ」とシモンズのベッドを組み合わせたもの。就寝中の人の動きを感知する"体動センサー"と、就寝時に感じる温度に近い室温を測定する"室温センサー"や音響機能などを内蔵したシステムコントローラーを搭載。「おやすみ自動オフスイッチ」機能では、マットレスの下に組み込まれた体動センサーが体の動きを感知して、照明や音楽の自動消灯を行うという。また、起床時間を設定すると、徐々に照明が明るくなると同時に音楽が流れ出し、快適な目覚めを演出するとのこと。

「寝苦しさ連動空調スイッチ」機能では、室温センサーが部屋の温度上昇を検知し、加えて体の動きが激しくなったことを感知すると、寝苦しい状態と判定。エアコンの自動起動を行い、室温が低下すると再び自動でオフにするという。このほか、起床後にベッドを離れると自動的に電源が切れる「消し忘れ防止自動オフスイッチ」機能をはじめ、外部音声入力端子、体感サブウーハー、スピーカー、赤外線発光器などの機能を搭載している。

同商品のマットレスは、適度なボリューム感とクッション性を備えたシモンズの高級マットレス「ゴールデンバリュープレミアム」を使用。本体サイズは幅110cm×縦195cm×マットレス厚さ25cm。