米AMDは20日(現地時間)、エントリークラスのデスクトップPC向けトリプルコア・プロセッサ「AMD Athlon II X3」シリーズを発表した。ラインナップは「X3 435」「同425」「同405e」「同400e」の4モデル。1,000個ロット時の単価は順に87ドル、76ドル、102ドル、97ドル。日本向けにはX3 435のみ投入され、発売開始は11月20日で、参考価格は8,980円。

プロセッサコアには、発表済のAthlon II X4シリーズで採用されていた「Propus」(開発コードネーム)コアを採用している。45nm SOIプロセスで製造され、トランジスタ数は約3億個で、ダイサイズは169平方mm。

対応ソケットはSocket AM3。動作周波数はX3 435が2.9GHz、X3 425が2.7GHz、X3 405eが2.3GHz、X3 400eが2.2GHz。TDPはX3 435/425が95W、X3 405e/400eが45W。キャッシュサイズはL1が384KB((inst64KB+data64KB)×3)、L2は1.5MB(512KB×3)。