日興アセットマネジメントは20日、運用シミュレーションゲーム「世界の投信王」のエントリー受付を専用WEBサイトにて開始した。モバイルサイトは11月中旬にオープン予定。
世界の投信王は、2008年4月にスタートした「投信王」の第二弾。投信王が日本株式を投資対象としたのに対し、世界の投信王では、東京証券取引所、またはニューヨーク証券取引所にETF(上場株式投資信託)を上場している31の国・地域が投資対象。10億円の仮想マネーを基に、各国・地域の株式市場に連動する架空のインデックスファンドを売買し、その運用結果を競う。資産運用や当信託のノウハウが遊びながら学べるのが特長だ。登録料は無料。PCもしくは携帯電話から利用することができる。
2009年12月まではエントリー受付及びトライアル期間で、2010年1月から本選がスタートする。本選では、四半期ごとに運用成績を競う「四半期投信王 運用レース」を展開。四半期ごとにランキング上位5名を「四半期投信王」として表彰する。さらに、2010年1~12月までの1年間で、ランキング上位5名を年間投信王として表彰する。
年間投信王には、希望の投資対象国へのペア旅行券が進呈される。年間投信王、またはそれに準ずる運用成績を修めた人のうち、日興アセットマネジメントが総合的に高く評価した1名を、同社の商品開発アドバイザーの選考対象とするとのこと。商品開発アドバイザーは、同社が2011年に設定予定の新ファンドの商品開発に携わるという。
利用方法はいたって簡単。専用WEBサイトの登録画面でハンドルネーム、年齢、性別などを入力。その後の注文入力画面で投資したい国と比率を選び、ポートフォリオを作る。ポートフォリオの運用結果は、翌日 (20日に組んだ場合は翌々日) から見られる。また、ランキング画面で自分の順位を確認しながら投資対象を見直し、ポートフォリオを組みなおすこともできる。
同日行われた記者発表会では、日興アセットマネジメントの取締役社長兼CIOのビル・ワイルダー氏が登壇。「前回の投信王では当初の予想を大きく上回り、4,000名を超える多くの方にご参加いただきました。今回実施する『世界の投信王』は、国・地域と比率を選ぶだけの簡単操作で『投信王』よりも参加しやすい運用ゲームに仕上がっております。男性の方はもちろんのこと、女性の方も海外旅行の経験などを活かして是非ご参加ください」と呼びかけた。