ティアックは19日、Referenceシリーズのステレオレシーバー「AG-H380」、CDレシーバー「CR-H500NT」「CR-H238i」を発表した。発売日は、11月下旬を予定している。価格は、AG-H380が5万2,500円、CR-H500NTが8万9,250円、CR-H238iが5万7,750円となっている。
iPodのデジタル接続と、USBデバイスへの録音をサポートするUSBポートを装備したレシーバー「AG-H380」 |
Referenceは、同社が"大人向け"のコンポとして発売しているもので、Refernce600/380/200の3つのラインナップが存在する。
Reference 380は、昨年8月にプリメインアンプ「A-H380」、CDプレーヤー「PD-H380」、AM/FMチューナー「T-H380」、スピーカー「LS-H250」という組み合わせで発表されている。
AG-H380は、Reference 380をより手軽なものにするために、プリメインアンプとAM/FMチューナーをワンボディに収めたもので、Reference 380の新たなコアとなる製品。新たにiPodのデジタル接続に対応するUSBポートを搭載。内蔵のDACを使用した高音質再生が可能となっている。なお、本機の登場により、従来のA-H380/T-H380は製造終了となる。
CR-H238iは、Reference 200のCDレシーバー「CR-H228i」の後継モデル。Reference 200は、昨年11月に発売されたシステム。他のReferenceとは異なり、当初からiPodユーザーのためのコンパクトコンポという位置付けだった。新モデルでは、付属のドックによるiPodの接続だけでなく、USBポートや、SDメモリーカードスロットを装備したことで、さまざまなデジタルプレーヤーとの接続も可能となった。
CR-H500NTは、Referenceシリーズの新たなラインナップ(Reference 500に属するモデルは現在のところ、CR-H500NTのみ)。特徴となっているのが、ネットワーク対応と、iPodのデジタル接続も可能なUSBポートの装備。ネットワークは、IEEE 802.11b/gの無線LANにも対応しており、セッティングの自由度は高い。なお、ネットワーク機能は、基本的にはインターネットラジオ専用ということになっているが、日本語のフォルダ名を認識できないなどといった制限はあるものの、PC内の共有フォルダ内のファイル再生も可能とのことだ。
3機種とも、iPodの接続が可能となっているが、デジタル接続なのは、AG-H380とCR-H500NT。CR-H238iはアナログでの接続となる。また、USBポートも、AG-H380とCR-H500NTは、マスストレージクラスデバイスへの録音に対応しているが、CR-H238iは、再生のみがサポートされる。
型名 | AG-H380 | CR-H238i | CR-H500NT |
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定格出力 | 40W×2(6Ω) | 25W×2(6Ω) | 40W×2(6Ω) |
SN比 | フォノ:78dB/ライン:91dB | CD:86dB/FM:52dB | フォノ:78dB/ライン:91dB |
音声入力 | RCA×4 | RCA×2 | RCA×2/ステレオミニ×1 |
USB | 1 | 1(再生のみ) | 1 |
SDカードスロット | - | 1(再生のみ) | - |
iPodドックコネクタ | - | 1 | - |
サイズ(W×H×D/mm) | 215×110×315 | 215×110×359 | 290×113×338 |
質量(kg) | 4.4 | 4.2 | 5.6 |