レノボ・ジャパンは16日、OSにWindows 7を搭載し、マルチタッチに対応した「ThinkPad T400s」シリーズの新モデルを発表した。キー入力が必要な操作もマルチタッチ・スクリーン上で直感的に行うことができる。発売開始は10月22日。

「ThinkPad T400s」

同社初の最大4本の指に反応する静電方式のマルチタッチ・スクリーンを備えており、一人のユーザーだけでなく、他のユーザーと一緒に画面をタッチして共同で作業することもできる。ドキュメントやWebページ、写真等の閲覧で「つまむ」「ズーム」「タップ」「ページをめくる」などの操作が、指先だけで実行可能となる。

マルチタッチ・スクリーン装備で、直感的に操作できる

詳細な製品仕様や価格については、22日の製品発売にあわせて公開される予定となっているが、CPUにIntel Core 2 Duo SP9600(2.53GHz)、ディスプレイにLEDバックライト付14.1型WXGA+(1,440×900ドット)液晶、250GB HDDまたは128GB SSD、DVDスーパーマルチまたはブルーレイといったハードウェア構成例が紹介されている。

また同社では、ThinkVantageテクノロジーの1つとして、タッチスクリーン操作を簡素化する「SimpleTap」アプリケーションを開発。ThinkPad T400s マルチタッチ搭載モデルに同アプリをインストールすることにより、ワイヤレス通信、ThinkLight、マイクのオン/オフ、音量/画面の調整、スリープモードへの切り替えなど、ハードウェアのボタン上の機能をタッチスクリーンで操作・実行できる。

このSimpleTapは、同社のWebサイトを通して無償でダウンロードでき、今回発表の製品のほか、「ThinkPad X200 Tablet」のWindows 7搭載モデルでも利用できるとのこと。