NECは16日、ヤマハのスピーカーとフルHD液晶を搭載することによりAV機能を充実させたスリムなAVデスクトップ「VALUESTAR W」を発表した。上位モデルの「VW970/VG」は液晶が23型ワイドのIPSパネルで、3波のダブルデジタルチューナーを装備する。発売日は10月22日で,店頭予想価格は240,000円前後となる。

ヤマハ製のスピーカーは、楽器の音やボーカル音声をクリアに再現するチタンコーンを採用。さらに、前面の3W+3Wに加えて後方の6Wウーファーまで装備しており、ハイビジョン映像の臨場感をさらに高めるとしている。このサウンド機能は、PC内蔵スピーカーにおいて初めてヤマハに認められた音質クオリティを実現しており、「sound by YAMAHA」ロゴを取得している。

また、同社が運営する直販サイト「NEC Direct」では、VALUESTAR Wの直販モデル「VALUESTAR G タイプW」において、CPUをCore 2 Quad Q9550sに変更することができる。

上位モデル「VW970/VG」

VALUESTAR W VW970/VG

上位モデルの「VW970/VG」ではさらに、液晶にIPSの8bitパネルを採用。広い視野角を得られると同時に、通常の6bit液晶よりもさらにリアルな色調を実現している。加えて、NECオリジナルの高画質化機能「彩りプラス」も内蔵しているので、より美しい映像が得られる。

3波デジタルチューナーはダブル搭載。しかも、録画番組を携帯電話に転送することも可能だ。また、ゲーム機などの接続に便利なHDMIとD端子端子入力を備える。この機能はPC本体の電源を入れなくても使用できる。

主な仕様としては、CPUがIntel Core 2 Duo E7600(3.06GHz)でチップセットがNVIDIA Force 9400。メモリは4GBでHDDは1TB、光学ドライブはBlu-ray Disc。23型ワイド液晶の解像度は1,920×1,080ドット。OSはWindows 7 Home Premium。

その他の機能としては、USB2.0×6(うち1基はパワーオフ充電機能付き)、IEEE1394、HDMI入力、D端子入力、トリプルメモリースロット、IEEE802.11a/b/g/n無線LAN、10/100/1000BASE-T有線LANなどを装備する。

サイズはW576×D240×H467mmで、重量は約17kg。

下位モデル「VW870/VG」

VALUESTAR W VW870/VG

下位モデルの「VW870/VG」では、液晶が21.5型ワイドのフルHDパネルとなる。IPSや8bitではないが、マルチタッチに対応したタッチパネルとなっている。このタッチパネルはWindows 7の新機能「Windows タッチ」に対応しているので、様々なアプリケーションで利用できる。店頭予想価格は230,000円前後。

テレビチューナーは地上デジタル1波のみだが、ヤマハのスピーカーや彩りプラスは搭載しているので、ハイクオリティな音と映像が楽しめる。

主な仕様は上位モデルとほぼ同等で、CPUがIntel Core 2 Duo E7600(3.06GHz)でチップセットがNVIDIA GeForce 9400。メモリは4GBでHDDは1TB、光学ドライブはBlu-ray Disc。21.5型ワイドの液晶解像度は1,920×1,080ドット。OSはWindows 7 Home Premium。

その他の機能としては、USB2.0×6(うち1基はパワーオフ充電機能付き)、IEEE1394、トリプルメモリースロット、IEEE802.11a/b/g/n無線LAN、10/100/1000BASE-T有線LANなどを装備する。

サイズはW576×D240×H467mmで、重量は約17kg。