パナソニック電工は、睡眠環境システム「レスティーノ」を新開発。シモンズと共同開発した、日本初という家庭用睡眠環境システム搭載ベッド「シモンズ レスティーノ」が2010年2月1日に発売される。価格は100万円前後を予定。
「質のよい眠りはマットレスがつくる」をモットーにマットレスの研究・開発を続けるシモンズと、1980年代より睡眠環境研究を開始したパナソニック電工。両社が2007年より共同開発に着手し、完成させたのが新製品であるシモンズ レスティーノだ。
最新睡眠環境システム・レスティーノは、「照明」「音響」「空調(室温)」を中心とした"睡眠環境"を専用プログラムによりコントロール。ベッド上にいる人の動きを感知する新開発の「体動センサー」と「室温センサー」を搭載し、寝ている人に合わせてリアルタイム制御することが可能となっている。さらに、システム制御機能、時計、外部音声入力などを装備したカラー液晶表示付きコントローラーを備えている。
レスティーノ搭載ベッドの環境制御。設定した起床時刻に向け、照明を徐々に明るくしたり、寝苦しさを感知したときはエアコンをオンにしたりと自動で睡眠環境をコントロールする。夜用25曲、朝用10曲の専用音楽も用意 |
レスティーノを搭載したシモンズ レスティーノは、6.5インチのポケットコイルを採用したシモンズのベッド「ゴールデンバリュープレミアム」をベースとした、110cm×195cm×25cmのワイドシングルタイプ。体全体をポケットコイルの点で支えることで、体圧を分散し快適な眠りに貢献するという。
シモンズでは、商品開発において、照明の効果や配置、ヘッドボードの高さ、体感サブウーハーを内蔵したマットレスの設計などにこわだり、従来ホテルなどに設置されていた睡眠環境システムを家庭用ベッドルームに最適化したとしている。日本人の5人に1人が睡眠に関する悩みを抱えている、と言われている現在、「世代を問わず眠りに関する関心は高い」とシモンズ 伊藤正文代表取締役社長は"100万円快眠ベッド"に自信を見せていた。