アーニス・サウンド・テクノロジーズは、3Dサウンドオーサリングツール「SoundLocus(サウンドローカス)Windows版」(日本語マニュアル版)を20日に発売する。販売方法は、同社直販サイトでのオンライン販売となっており、価格は6万5,000円。12月31日までは発売記念特価の5万8,000円となる。

「SoundLocus」の操作画面

同製品は、モノラルやステレオ、マルチチャネルの音源をバイノーラルエンコードし、音場空間への音像定位や音像移動を行うソフトウェア。録音済みの音源を仮想的に空間へ配置することができ、音楽制作を始め、ゲームやドラマ等様々な音響制作場面で利用できる。また、埋もれた音源の明瞭度を上げたり空気感を作り出すなど、制作者の演出の幅を拡げ、楽音や台詞の定位等にも新たな世界を提供するとのこと。

操作の面では、入力が困難かつ直感的でなかった定位位置や移動軌跡の入力を、マウスのほかアナログジョイスティック付きゲームパッド(PS2コントローラ : USB経由)、3Dマウス(SpaceNavigator)でも可能にし、近い将来Bluetooth経由でのWiiリモコンにも対応予定。

そのほか、携帯音楽プレーヤの聴取において音が頭外へ定位する事で、更なる新鮮さを生み出す事が可能。動画との組合せでは、画面上に映っていない画面外側の空間も音響による演出が行えるとしている。

動作環境は、Intel Core2 2GHz以上 AMD AthlonX2 2GHz以上のCPUを搭載し、2GB以上のメモリ、DirectX9対応ビデオチップ搭載のビデオカード、ASIO対応サウンドカードなどとなっており、OSはWindows XP SP2以降 / Vista(32bit版)に対応する。