モバイル検索サービス「Baidu モバイル(β版)」を提供するバイドゥは14日、「モバイル検索に関する実態調査」の結果を公表した。これによると、自宅でモバイル検索を利用する場所として、10~20代の4人に1人が、トイレでモバイル検索を利用することが分かった。

調査は、全国のPC・モバイル双方からインターネットを利用している10~59歳のユーザーを対象に、2009年9月4日~5日に実施。830人から有効回答を得た。

これによると、外出先でモバイル検索をする場所について尋ねたところ、「バス・電車などの公共機関での移動中」と回答した人が最も多く全体の70.7%、次いで、ショッピングセンター・スーパー・コンビニエンスストアなどの「店舗」(45.7%)、「レストラン・居酒屋」(34.6%)、「勤務先」(31.7%)などが続いた。

自宅でモバイル検索をする場所について質問したところ、全体では、「自分の部屋」と回答した人が最も多く55.7%、次いで「リビング(1人でいる時)」(54.1%)、「リビング(家族も同席している時)」(42.8%)、「ベッド」(25.9%)、「トイレ」(17.5%)などとなった。

自宅でモバイル検索をする場所について質問したところ、全体では、「自分の部屋」と回答した人が最も多く、次いで「リビング(1人でいる時)」、「リビング(家族も同席している時)」、「ベッド」、「トイレ」などとなった

年代別に見ると、同じ質問に対し、10代男性の28.9%、20代男性の25.3%、10代女性の22.9%、20代女性の26.5%が「トイレ」と回答、「ベッド」と回答したのも、10代男性は33.7%、20代男性は32.5%、10代女性は43.4%、20代女性は43.4%となり、「プライベートな空間での利用が目立つ」(バイドゥ)結果となった。

一方、40代~50代に関しては、同じ質問に「トイレ」と回答したのは、40代男性が12.0%、50代男性が10.8%、40代女性が6.0%、50代女性が2.4%、「ベッド」と回答したのは、40代男性が10.8%、50代男性が10.8%、40代女性が20.5%、50代女性が12.0%となり、若年層と大きなギャップがあることが分かった。

また、「モバイルで検索する理由は何ですか?」という問いに対しては、全体の51.3%が「どこでも検索できるから」と回答。次いで、「近くにPCがないから」が47.6%、「暇つぶし」が31.4%、「PCを起動するのが面倒だから」が20.5%、などとなった。特に10~20代の若年層では、10代男性の44.6%、20代男性の44.6%、10代女性の43.4%、20代女性の55.4%が「暇つぶし」と回答、若い世代が暇つぶしの手段として、モバイル検索を利用するケースが多いことが分かった。