マイボイスコムは14日、「ネット証券の利用」に関する同社のアンケート調査結果を発表した。同調査は、同社が1999年から年に1回(2000年のみ2回)、インターネットを介して行っているもの。今回で12回目の調査となる。アンケートの実施期間は8月1日~8月5日で、得られた有効回答数は13,623件。

調査結果によると、株式売買の経験があるという人は、「現在もしている」「以前はしていた」との回答をあわせると32.0%。そのうちの8割が「ネット取引をしたことがある」と回答している。また、ネット取引経験者は、回答者全体の割合で見るとおよそ26.0%になるといい、「これまでの調査では、着実にネット取引経験者は増加してきましたが、今回は前回調査とほぼ同率となっています」(同社)とのこと。一方、「今後、ネット取引をしようと思うか」という質問に対しては、回答者中27.7%が取引意向を示している。

ネット取引経験がある証券会社に関する質問(複数回答可)に対しては、「SBI証券(旧SBIイー・トレード証券)」が39.0%で最も多く、次いで、「楽天証券」(20.1%)、「松井証券」(17.5%)、「マネックス証券」(17.3%)と続いた。なお、SBI証券は、現在ネット取引をしている人が主に利用している証券会社でもトップ(32.4%)となっている。

「主にネット取引をしている証券会社」マイボイスコム調べ

ネット証券会社を選ぶ際の重視点としては、「会社の信頼度と、リアルタイム情報・売買の簡便さ」、「利用者のクチコミ評価が高く、株や為替について熟知した人が社員である会社」といった意見が回答者から寄せられたとしている。

また、最近1年間における、ネット取引による投資資金の変化に関する質問では、「減少した」と回答した人が55.9%。「増加した」と回答した人は15.8%で、「減少した」が「増加した」を大きく上回る結果となった。