イギリスの教育専門誌『Times Higher Education』が格付けを行っている「世界大学ランキング」の2009年版が10月8日(現地時間)、発表された。
同調査は、大学の研究者や企業の人事担当者、学生などへのアンケートや、国際化度などをもとにランキングを決定。今回のランキングでは、依然として米英の大学が上位を占めたものの、アジア圏の大学の躍進が目立った。
2009年の結果は、前年に引き続き、米ハーバード大学がトップ。2位は英ケンブリッジ大学(前年3位)、3位に米エール大学(同2位)、4位に英ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(同7位)、5位に英インペリアル・カレッジ・ロンドン(同6位)と、英オックスフォード大学(同4位)が並び、以下15位までは米国の大学勢が占めた。
一方、日本勢では、東京大学が22位にランクイン。前年19位から順位を下げたものの、アジア圏ではトップに立った。
その他アジア勢ではトップ30以内に、24位に香港大学(前年26位)、25位に京都大学(同25位)、30位にシンガポール国立大学(同30位)がランクイン。また、大きく順位を上げた大学として、香港科技大学、清華大学(中国)、東京工業大学、韓国科学技術院などが挙げられる。