ダイキン工業は8日、全国の20~60代の成人男女500人を対象に「インフルエンザに関する危機意識」をテーマとする調査を実施し、その結果を発表した。同調査は、9月2日~4日の期間に『第14回現代人の空気感調査』としてインターネット上で行われたもの。
まず、インフルエンザに対する予防措置が最も必要なのは、どのタイミングかと尋ねたところ、25.4%が「帰宅時(家に入る時・玄関先)」と回答。以下「帰宅した直後(家に入ってから)」(25.2%)、「職場や外出先」(22.6%)、「出勤や外出の途中」(20.6%)と続いた。
インフルエンザに感染する危険度が高いと思う場所として、最も多かった回答は「交通機関や空港・駅などで周囲の人から」(91.0%)。次いで「人の集まる商業施設で周囲の人から」(85.6%)、「病院や医院、高齢者福祉施設などで周囲の人から」(85.4%)が続いた一方、「家の中で家族などから」は3割程度に止まった。
また、インフルエンザの流行時でも、自宅の中の空気は「安全だと思う」人は67.2%に上り、反対に「安全だと思わない」は29.2%と低い数値に。この結果から、家の中ではインフルエンザに対する警戒感が低い人が多いことが伺える。
このほか同調査では、インフルエンザの予防対策として、「帰宅時に手や顔を洗う」(83.8%)などの"個人"対策は実施できている一方、「空気清浄機で部屋をきれいにする」(24.6%)といった"室内環境"での感染対策が不足していることが判明。さらに高い危機意識にも関らず、外出先での感染対策(顔・手洗い、うがいなど)が不十分であることも明らかになった。