パナソニックは8日、同社独自のハイブリッド熱交換器やコンプレッサーにより業界トップクラス(CS-X400C2。4.0kWクラス国内家庭用ルームエアコンにおいて)の省エネを実現すると共に、センサー技術と制御による「エコナビ」を搭載して省エネ効果を高めたルームエアコン「Xシリーズ」を21日より順次発売すると発表した。価格などは表の通り。
同製品は、省エネ性能を高めるため、大口径ファンで送風性能を向上させたほか、3種類の異径伝熱管の配列を最適化したハイブリッド熱交換器や、効率の高い集中巻モーター搭載のコンプレッサーによって高効率化を実現。
さらに、3つのセンサーが人の居場所や家具の位置、間取り、窓からの日当りを見分け、より高い省エネ効果と快適性を両立した運転を自動で行う「エコナビ」も搭載。これにより、家具を避けて人に風を届けたり、日差しが強くなると暖房を弱めるなどの省エネ運転を自動で行うとのこと。
室内の状態に応じて気流を制御する技術「気流ロボット」は、新たにツインムービングシステムを搭載。長さの異なる2枚のフラップの駆動によって吹出口の開口面積を変え、より強力に暖房時の足元気流と冷房時の天井気流を実現し、冷暖房ともに快適性を維持する。フラップからの風もれを防ぐととも、風を絞り込むことによって、暖房時の風速を最大約20%アップさせている。
また、水に包まれたイオン「ナノイー」技術により、空気中や繊維に染み込んだ菌やニオイの除去、肌へのうるおい効果に加えて、洗濯物の部屋干し臭の抑制と、髪のまとまり感を保つ「美髪効果」も実現。運転終了後には、ナノイーをエアコン内部に放出し除菌する「ナノイー内部除菌」と「内部おそうじ機能」でエアコン内部を清潔に保つ機能も搭載する。
型名 | 電源 | 冷房能力(kW) | 暖房能力(kW) | 価格 | 推定市場価格 |
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CS-X220C | 単相100V | 2.2 | 2.5 | オープン | 20万円前後 |
CS-X250C | 2.5 | 2.8 | 22万円前後 | ||
CS-X280C | 2.8 | 3.2 | 24万円前後 | ||
CS-X280C2 | 単相200V | 2.8 | 3.2 | 24万円前後 | |
CS-X360C | 単相100V | 3.6 | 4.2 | 25万円前後 | |
CS-X360C2 | 単相200V | 3.6 | 4.2 | 25万円前後 | |
CS-X400C | 単相100V | 4.0 | 5.0 | 26万円前後 | |
CS-X400C2 | 単相200V | 4.0 | 5.0 | 26万円前後 | |
CS-X500C2 | 5.0 | 6.0 | 29万円前後 | ||
CS-X630C2 | 6.3 | 7.1 | 31万円前後 | ||
CS-X710C2 | 7.1 | 7.5 | 33万円前後 |