ソニーは8日、厚さがわずか13.9mmというスタイリッシュなフルフラットボディに加え、重量では最軽量時(Sバッテリ使用時)に655gというペットボトル約1本分の軽さを実現した11.1型ワイド液晶を搭載したモバイルノート「VAIO X」を発表した。10月22日発売予定で、店頭予想価格は約110,000円となる。
驚異的なのはそのサイズだけではない。標準のLバッテリ(装着時は約765gになる)のバッテリ駆動時間は、なんと約10時間。しかも別売のXバッテリ(装着時は約1065g)を使用すれば、約20.5時間ものロングライフを実現する。
そのほか、モバイルとして十分に活用できるよう、WWANを搭載する。また、後述するVAIO・OWNER・MADEでは、モバイルWiMAXも選択できる。
これだけ薄く、軽量に作られているが、150kgf平面加圧試験や角衝撃試験、片手持ち振動試験などをクリアしているので強度的な心配はほとんどいらない。
主な仕様としては、CPUがIntel Atom Z540(1.86GHz)でチップセットはIntel US15W。メモリは2GBでストレージは64GBのSSD、光学ドライブは搭載しない。11.1型ワイドの液晶解像度は1,366×768ドット。OSはWindows 7 Home Premiumを採用する。
その他の機能としては、USB2.0×2、D-Sub15ピン、メモリースティックスロット、メモリーカードスロット、WWAN、IEEE802.11b/g/n無線LAN、10/100/1000BASE-T有線LAN、VGAWebカメラなどを装備する。
サイズは約W278×D185×H13.9mmで、重量は765g(Lバッテリ装着時)。バッテリ駆動時間は10時間となる(Lバッテリ装着時)。
Office 2007搭載モデルもラインナップしており、こちらは店頭予想価格が約130,000円。
VAIO・OWNER・MADEモデル
ソニーが運営する直販サイト「ソニースタイル」では、各種スペックをカスタマイズしたモデルを購入することができる。
CPUをIntel Atom Z550(2GHz)/Z540(1.86GHz)/Z520(1.60GHz)から、OSをWindows 7 Professional/Home Premiumから、SSDを256GB/128GB/64GBから選択可能だ。また、モバイルWiMAXを搭載することもできる(WWANとは排他となる)。
カラーバリエーションは店頭モデルのブラックに加え、ゴールドとプレミアムカーボンを用意する。