ウェザーニューズは7日、携帯サイト「ウェザーニュース」において、路線や最寄駅の通勤情報に特化した通勤者専用の携帯メールサービス『通勤天気メール』を、近畿エリアでも提供開始したと発表した。
「通勤天気メール」は、同じ駅・路線を使う人同士が、駅までの天気や体感、駅の様子や遅延状況など、通勤に関する情報を伝え合い共有することで、通勤が便利になるモバイルコミュニティ。今年3月に先行して開始した関東エリアに続き、滋賀県・奈良県・大阪府・和歌山県・京都府・兵庫県の近畿エリアでも提供開始した。活動時間は、ラッシュとなる時間を中心とする午前4時から10時まで。通勤天気メール登録には、携帯サイト「ウェザーニュース」(月額315円)の登録が必要となっている。
通勤天気メールの利用者は、「自宅から駅までの天気」「駅の混雑状況」「遅延など運行状況」など、通勤の状況などをレポートできる仕組み。自分が送ったレポートは、次にその駅を使う人に伝わり、次に駅を使った人は、またその次に使う人のために行う、といった形で、「コミュニティのメンバーそれぞれが、後続の人のために通勤情報を役立て合うことができる」(ウェザーニューズ)。
具体的には、メンバーがレポートした1時間先までの10分ごとの天気や体感、駅の様子、遅延情報などを、メールで受け取ることができる。メールは出勤スタイルに合わせ、「受信曜日」「受信時間」を選択でき、平日のみにメールを受け取ることができるようにするなど、自分専用にカスタマイズすることもできる。
あらかじめ駅に着く時間を登録しておくと、その時間に、自分が次に駅を使う人に役立つ情報を伝えるためのメールが届く。駅に着いたら、「駅までにどのくらい濡れましたか?」など、その日の関心事がテーマとして問いかけられており、それに答える形で「ホームでひと言」をレポートする。
「駅に到着すると電車が遅延していた」といった場合には、その状況をリポートすることで、同じ路線を使う通勤仲間に「先陣からの緊急伝言」として、状況を知らせることができる。例えば「遅延状況」で、「2~3分」「大幅な遅れ」「運転見合わせ」などの列車運行状況を、「遅延の原因」では「強風」「雷雨」「事故」などを、プルダウン項目から選択する仕組みで、簡単に送ることができる。これにより、従来、発生から十数分経たないと知ることができなかった遅延情報などを、リアルタイムに近い状態で知ることができる。
「ウェザーニュース」のURLは以下の通り。
http://wni.jp