ヤマハは6日、ランニングやウォーキング用のインタラクティブミュージックプレーヤー「BODiBEAT(ボディービート)」の新製品「BODiBEAT BF-11」の販売を同製品の専用サイトにて開始した。また、ランニング用品取り扱い店やフィットネスクラブなどでも順次販売する予定となっている。価格は2万9,800円。
BODiBEATは、加速度センサーや脈拍センサーを搭載したランニングやウォーキング向けのフラッシュメモリー内蔵デジタル音楽プレーヤー。今回発売された製品は、1月に登場した「BODiBEAT BF-1」のユーザーニーズを反映し、本体を制御するファームウェアと付属ソフトウェアを改良したほか、記録可能なデータ容量も倍増して1GBとなった。また基本操作もよりシンプルに変更されている。
デザインは、全体の色を汚れが気になりにくいソリッドなブラックに変更し、画面や印刷文字をホワイトに統一。さまざまなデザインのスポーツウェアにも合わせやすくしたという。
本体内蔵のメモリーには、MP3 / WMA / ACC / WAV形式の音楽ファイルを約480曲(MP3 / WMA形式、64kbps、1曲4分で換算)を記録することが可能。自分のステップに合ったテンポの曲が自動再生される「フリーワークアウトモード」や、ユーザーに最適な有酸素運動ペースを音楽で知らせる「フィットネスモード」などを利用することで、"音楽との一体感による気持ちよさ"を体感できるという。また、内蔵の音源とシーケンサーによって自動的に楽曲を生成する「BODiBEAT Mixer」機能が搭載されており、ふさわしいテンポの曲がメモリー内に無い場合も、運動ピッチに合った曲が自動的に再生される。
パソコン内の音楽を転送する付属ソフトウェア「BODiBEAT Station」(Windows用)は、使用する楽曲を解析してテンポや走りやすさを検出する機能も持ち、運動結果の情報(距離、時間、ペース、消費カロリーなど)を分析してグラフ化するなど運動データの管理も行える。そのほか、目的に合わせて、時間または距離単位でオリジナルのトレーニングプログラムを作成・追加することも可能。
電源にはリチウムイオン充電式電池を内蔵し、約3時間のフル充電で約9時間の再生が可能。充電はパソコンに接続した際にUSBポートから行われるが、コンセントから充電が行えるUSB電源アダプター「PA-U010」(1,980円)も別売されている。