パナソニックブースでは、メインステージが2箇所設けられており、1つで「ビエラにリンク!」、もう1つで「おウチまるごとCO2ゼロのくらしへ」のデモンストレーションが行われている。

ビエラにリンク! の方は、基本的に従来の路線の延長上で、家庭内のさまざまな機器のコンソールとして、ビエラを使用すると同時に、ビエラ/ディーガからの映像を、ポータブル機器などで楽しむといった内容だ。

「ビエラにリンク!」と「おウチまるごとCO2ゼロのくらしへ」の2つのメインステージが設けられているパナソニックブース

おウチまるごとCO2ゼロのくらしへコーナーでは、省エネだけでなく、ソーラーパネルや燃料電池などによって、家庭でエネルギーを作り出し、いかにそれを効率よく使うかを紹介。また、ソーラーパネルや燃料電池などで作られる直流の電気を、交流に変換することによって発生するロスを抑えるために、直流で動作するLED照明や換気扇といった製品を導入し、直流専用の配線を新たに設けるといったデモも行われている。

ソーラーパネルや燃料電池からの直流電流を効率よく利用する仕組みも参考出品

LEDバックライトを採用する次世代IPSα液晶パネル

また、次世代のビエラに使用される技術を展示。LEDバックライトを搭載する次世代「IPSα」液晶パネルや、発光効率を現在の3倍にアップすることで、省エネ化を進める「NeoPDP」パネル、フルハイビジョンの4倍の4K2Kに対応する次世代パネルの参考出品、フルハイビジョンでの3D技術の展示も行われている。3Dのコーナーでは、2009年に規格の策定が予定されているBlu-ray 3D規格に準拠したBDプレーヤーも参考出品されている。

発光効率のアップで、消費電力を低減する「NeoPDP」

フルハイビジョンの4倍の精細さを持つ4K2Kディスプレイの参考出品

フルHDでの3D映像のデモンストレーションコーナー

3D表示用のアクティブシャッターメガネとBDプレーヤー。アクティブシャッターメガネは、疲労感の低減と3D映像の高品位化が図られている

そのほかには、既に発表されている、防水タイプのポータブルワンセグテレビ「SV-ME700」「SV-ME750」「SV-ME850V」や、4ダイバーシティアンテナを搭載するBD内蔵ポータブルテレビ「DMP-BV100」などのプロダクツに混ざって、参考出品モデルとして、IEEE802.11n準拠の無線LANを搭載する、BD内蔵ポータブル地上デジタルテレビも展示。同モデルでは、DLNAクライアントも搭載されており、家中どこでも、ディーガに録画してある映像を楽しむことができるという。商品化の時期などは未定だそうだが、同社では、現在、DMP-BV100を除くと、DLNA搭載の最小モデルは32V型のVシリーズということになる。寝室やキッチンなどで使われるサブテレビにこそ、DLNAクライアントの搭載という期待に応えるモデルだ。

4ダイバーシティアンテナにより、どこでも地上デジタル放送が楽しめる「DMP-BV100」

キッチンや風呂場で使用可能な防水ワンセグテレビ

無線LANとDLNAクライアントを搭載し、ディーガに録画した番組を、家中どこでも視聴可能なポータブルテレビも参考出品