ソニーは6日に開幕したCEATEC JAPAN 2009において、注目のVAIOシリーズ新製品「VAIO X」を披露した。先月のIFA 2009(ドイツ・ベルリン)において初めて公開されたもので、国内で一般向けに展示されるのはこれが初めて。
VAIO Xは、かつての「505 EXTREME」を彷彿とさせるスリムボディが特徴のノートPC。その薄さを象徴しているのは、右側面に用意されているVGA端子だ。ボディの厚さはこの端子ギリギリになっており、標準サイズのVGA端子を使う限り、これ以上薄くするのは難しい感じだ。「type P」のように、外部アダプタを利用する方法も考えられるが、ビジネス用途のために、あえてこだわった部分だとか。
CPUなど、スペックの詳細については未公表。出展されていたものはモックということで、残念ながら動作デモは行われておらず、実機で確認することもできなかった。ただ、11.1型ワイド液晶ディスプレイ、無線WAN機能、Windows 7を搭載することは明らかになっている。
発売日や価格は「未定」とされているものの、ブース説明員によると「発売は年内」の予定だという。すでにティザー広告が始まっており、Windows 7のローンチも今月であることから、発表もそう先ではないものと思われる。ソニーからの正式発表を待ちたいところだ。