メルセデス・ベンツ日本は、「E250 CGIブルーエフィシェンシー」、「E250 CGI ブルーエフィシェンシー アバンギャルド/クーペ」の発売を開始した。「E250 CGIブルーエフィシェンシー アバンギャルド」は、ガソリンエンジン搭載モデルとして輸入車初のエコカー減税認定取得予定。価格は634万円~698万円。
E250 CGIブルーエフィシェンシー セダン/クーペには、新開発の1.8L直列4気筒ガソリン直噴ターボエンジンを搭載した。燃料をシリンダー内に高圧で直接噴射し、理想的な燃焼をもたらすマルチホールソレノイドインジェクターや、可変カムシャフト/バルブコントロール、ターボチャージャーなどにより燃焼効率を高め、低燃費化と豊かなトルク特性、高出力を実現したという。同エンジンは、先代モデルのE250に搭載されていた2.5L V型6気筒エンジンに比べ大幅に小型軽量化を図り、小排気量ながら先代E250と同等の出力と、最大トルク26%を実現しつつ、燃費は最大27%低減した。また、メルセデスの最新環境対応技術「ブルーエフィシェンシー・テクノロジー」を採用し、燃費を向上し、CO2排出量を削減している。
そのほか、SRSニーエアバッグなど9個のエアバッグ居眠り運転による事故を防ぐアテンションアシスト、HDDナビゲーション、地上デジタル放送(12セグ)対応TVチューナ、iPodやUSBオーディオなどが接続可能なメディアインターフェイス、リアビューカメラ、パークトロニックなど、上級モデルと同等の安全性や快適性を備えているとしている。
E250 CGIブルーエフィシェンシーアバンギャルドは、輸入車ガソリンエンジンモデル初のエコカー減税対象モデルとなる予定で、現在国土交通省に申請中としている。外観は、スポーティさを増すAMGスタイリングパッケージでフロントスポイラーやリア/サイドスカートを備えるほか、18インチAMGツインスポークアルミホイールや、ツインクロームエグゾーストエンドなどを装備する。また、内装もAMGスポーツシートや、AMGスポーツステアリングなどを採用、パノラミックスライディングルーフも装備する。
いずれも平成17年度排出ガス基準75%低減レベル認定を取得予定としており、E250 CGIブルーエフィシェンシー セダン/クーペは平成22年度燃費基準+5%を達成、「経年車(車齢13年超車)の廃車をともなう新車購入補助」対象モデルの認定も取得予定で現在申請中としている。
E250 CGIブルーエフィシェンシーアバンギャルドは、平成22年度燃費基準+20%を達成、自動車取得税、重量税、翌年度の自動車税が一部免除される見込み。エコカー減税と新車購入補助金の合計額は最大45万円としている。