「NetBeans Plugin Portal」において公開されている。Wicket 1.4に対応した最新版はNetBeans IDE 6.7向けに作られている。NetBeans IDE 6.7がインストールされていない場合は、このサイトより入手してインストールしておこう。
ダウンロードしたzipファイルからは3つのnbmファイルが展開される。NetBeansのプラグインマネージャ([ツール]-[プラグイン]メニュー)の[ダウンロード済み]タブを表示し、[プラグインの追加]ボタンをクリックしてこの3つのnbmファイルを追加する。そして図1のように3つのプラグインにチェックを入れて[インストール]ボタンをクリックすれば、Wicketプラグインのインストールが実施される。最後にNetBenasを再起動すればプラグインが利用可能になる。
この3つのプラグインのうち、Wicketサポートの本体は「Wicket Support」であり、「Wicket File Templates」はその名の通りファイルのテンプレート集、「Wicket as a Library」はWicketをライブラリとして扱うためのものである。
インストールが完了したら、早速Webアプリケーションを作成してみる。通常通り、プロジェクト作成ウィンドウにおいて"Java Web > Webアプリケーション" を選択し、Webアプリケーションプロジェクトを作成する。ここではアプリケーション名を「WicketSample」、使用するアプリケーションサーバをApache Tomcat 6.0.18とした。そして最後のフレームワークの選択画面で図2のように「Wicket 1.4」にチェックを入れ、必要に応じて下部の「Wicket 1.4の構成」も変更しておく。今回はデフォルトの設定のままで使用した。
プロジェクトが作成されると、内部のディレクトリ/ファイル構成は図3のようになっている。すでにこの状態で、単体のWebアプリケーションとして実行させることができる。Tomcat上にデプロイしてWebブラウザからアクセスした結果が図4だ。