パナソニック デジタルAVCマーケティング本部は5日、音楽再生やラジオ放送受信に加え、写真再生も楽しめるマルチメディアオーディオシステム「MW-10」と「MW-7」の2機種を23日より発売すると発表した。カラーバリエーションは、MW-10がブラック、ホワイト、レッドの3色で、MW-7はホワイトのみ。価格はオープンで、店頭予想価格はMW-10が5万円前後、MW-7が4万円前後となっている。
同製品は、搭載したWVGA(800×480)の9インチ液晶ディスプレイに音楽やラジオの情報が表示され、リモコンで簡単に操作ができるマルチメディアオーディオシステム。再生できるメディアは、CD(CD / CD-R / CD-RW)やSDメモリーカード(AAC / MP3 / WMA)、iPod(MW-10のみ、一部の機種のみに対応)。ラジオはAM / FMチューナーを内蔵している。USB端子を装備しており、パソコンと接続してPC用音楽録音ソフト「SD-Jukebox」(別売)から音楽データをSDメモリーカードに転送することも可能という。
また、フォトフレーム機能も持ち、写真再生やSDメモリーカードやCD-R/RWに保存した写真(JPEG形式)のスライドショー再生が行える。時計やカレンダーを表示する機能もあり、音楽情報と写真や時計、カレンダー表示モードは7パターンから、時計・カレンダーデザインは12種類から選ぶことが可能。USB端子を使って接続したパソコンから、写真データを内蔵メモリーにコピーすることもできるという。ただし、CDの写真再生中にCDの音楽再生は行えず、iPodに記録されている写真の再生にも対応していない。動画再生が可能なiPodから動画を再生することも可能だが、iPodで撮影した動画は再生できない。
スピーカーのコーン部には4cm竹繊維振動板を採用し、クリアで聴きやすいボーカルを実現したという。さらにネオジウムマグネットを使用することで高磁力化による音圧アップを果たし、小型化を実現。スピーカーユニットの前に反射板を搭載し、外向きに設置する"音場拡大技術"を搭載することにより、広がりのある音場を可能にしたとのこと。また、コーナー、出入り口をラウンド形状にして空気の流れをスムーズにする「立体構造エアロストリームポート」を採用し、低ひずみで豊かな低音を再生できるとしている。
アンプ部の実用最大出力は10W(5W+5W)。入出力端子としてヘッドフォン端子、iPod端子(MW-10のみ)、USB端子を装備し、内蔵メモリーの容量は4GB。サイズは252(W)mm×202(H)mm×150(D)mmで、重量は約1.9kg。