JR西日本はこのほど、新型特急形直流電車「287系」を発表した。2011年春から山陰本線の特急「きのさき」(京都 - 城崎温泉)、福知山線・山陰本線の特急「北近畿」(新大阪 - 城崎温泉)に投入する。4両編成7本、3両編成6本の46両を製造する予定。
287系の外観は特急「サンダーバード」に採用されたJR西日本独特のデザインを元に、新たに設計されたという。外観の塗装デザインについては未定。車体はオフセット衝突対策を施し、衝撃吸収構造を採用して安全性を高めたとのこと。
客室内は急病時や、授乳などで利用できる「多目的室」や、車椅子対応のバリアフリー対応トイレ、女性専用トイレなどを設置するという。さらに座席を改良して座り心地を改善するほか、足もとスペースを広げて快適性を向上するとのこと。また、グリーン車の全座席と普通車の車両最前部・最後部座席にモバイル機器用のコンセントを設置する。インテリアのデザインは後日発表するとのこと。