全日本空輸(ANA)はこのほど、創立記念日でもある12月1日に、かつてのANAのコーポレートデザインであったモヒカンルックをあしらった「ANA モヒカンジェット」を復刻版機体デザインとして復活させると発表した。復刻版の機体デザインは、日本の航空会社では初の試み。2013年までの期間限定で就航が予定されている。

「モヒカンジェット」イメージ図

「ANA モヒカンジェット」は、1969年5月の1番塗装機以降、1989年3月の最終機の運航に至るまで約20年間に渡り日本の空を就航。垂直尾翼には、レオナルド・ダ・ヴィンチのヘリコプターの図案をモチーフにしたANAの社章も塗装されていた。 同社では、同機のデザイン開始後40周年を迎え「航空機での旅行に多くの夢があった当時を思い出して頂き飛行機でのご旅行を楽しんで頂くと共に、社員としては、初心に立ち戻る象徴に!」という社員提案から、純民間航空会社として創業したANAの事業拡大期の象徴でもあった「モヒカンジェット」をボーイング767型機で復活させるとしている。

復活直後となる12月は、「ANA モヒカンジェット」の就航時期に新婚旅行先として人気を博していた宮崎(羽田 - 宮崎線)、鹿児島(羽田 - 鹿児島線)を中心に運航を予定。また、これらの運航便を利用し、宮崎や鹿児島での当時のハネムーンの人気コースを再現したツアーの販売なども行なっていくとのこと。運航ダイヤや空席、料金などの詳細は、「ANA モヒカンジェット」専用ページにて確認可能となっている。