富士通は2日、NTTドコモから、次世代携帯電話通信規格である「LTE(Long Term Evolution)」に対応したデータ通信端末の開発ベンダーに選定されたと発表した。

データ通信端末は、LTE規格に加え、HSPA/W-CDMA(3G)とGSM/GPRS(2G)にも対応する予定となっている。また、ノートPCやネットブックなど、さまざまな製品で利用できるよう、PCカード規格の最新版である「ExpressCard」に準拠しており、「高速通信時にも快適な動作環境を提供する」(富士通)。

同社では、「NTTドコモをはじめとして世界各国で開始が予定されているLTEサービスに向けて、タイムリーに製品を供給していくことで、今後の第4世代移動通信市場においても、ワイヤレスブロードバンドの普及を進めていく」としている。

富士通とNTTドコモは、NEC、パナソニック モバイルコミュニケーションズとの4社共同で、LTEに対応した通信プラットフォーム『LTE-PF』も開発している