コーレルは、Windows 7の新機能となる画面に直接触れて操作可能な"Windows Touch"に対応する3製品を発表した。発表された製品は、写真/ビデオの整理・編集・再生ソフト「Corel Digital Studio 2010」、「Corel WinDVD 2010 / 2010 Pro」、「Corel MovieWriter Ulitmate 2010 / Pro 2010」の3シリーズ。対応OSはWindows XP / Vista / 7。製品のラインナップと価格、発売日は以下のとおり。

ラインナップ

Corel Digital Studio 2010 通常版 価格13,440円 10月9日発売予定
Corel Digital Studio 2010 特別優待版 価格9,240円 10月9日発売予定
Corel Digital Studio 2010 アカデミック版 価格6,720円 10月9日発売予定
Corel Digital Studio 2010 ダウンロード版 価格9,660円 Corelストア発売中
Corel WinDVD Pro 2010 通常版 価格13,440円 10月16日発売予定
Corel WinDVD Pro 2010 特別優待/アップグレード版 価格10,290円 10月16日発売予定
Corel WinDVD Pro 2010 ダウンロード通常版 価格9,870円 Corelストア発売中
Corel WinDVD Pro 2010 ダウンロードアップグレード版 価格7,700円 Corelストア発売中
Corel WinDVD 2010 通常版 価格6,825円 10月16日発売予定
Corel WinDVD 2010 ダウンロード通常版 価格5,040円 Corelストア発売中
Corel MovieWriter Ultimate 2010 通常版 価格15,540円 11月13日発売予定
Corel MovieWriter Ultimate 2010 特別優待版 価格10,290円 11月13日発売予定
Corel MovieWriter Ultimate 2010 アップグレード版 価格8,379円 11月13日発売予定
Corel MovieWriter Ultimate 2010 ダウンロード通常版 価格11,340円 11月13日発売予定
Corel MovieWriter Ultimate 2010 ダウンロードアップグレード版 価格7,329円 11月13日発売予定
Corel MovieWriter Pro 2010 通常版 価格10,290円 11月13日発売予定
Corel MovieWriter Pro 2010 特別優待/アップグレード版 価格6,279円 11月13日発売予定
Corel MovieWriter Pro 2010 アカデミック版 価格5,229円 11月13日発売予定
Corel MovieWriter Pro 2010 ダウンロード通常版 価格7,500円 11月13日発売予定
Corel MovieWriter Pro 2010 ダウンロードアップグレード版 価格4,900円 11月13日発売予定

Corel Digital Studio 2010

Corel Digital Studio 2010

Corel Digital Studio 2010は、写真・映像を「これ一本」で整理・編集・再生できるソフト。ハードディスクにある大量の画像や動画を撮影日ごとの整理、タグ付け、個人評価など様々な分類方法で効率的に管理できる。デジカメ写真の自動補正や切り取り、サイズ変更なども管理画面のサムネイルのクリックから即座に編集可能。カレンダーやフォトブック、グリーティングカードなどの作成もバラエティあるテンプレートを使って簡単に作成できる、Microsoft Silverlightで動作するファイルとして出力することもできる。動画でも同様にフォトムービーなどを手軽に作成できるほか、カット編集やトランジション効果の追加、テキストアニメーションなど主要な映像編集機能を搭載、市販品のメニュー画面のようなDVD/AVCHD作成も可能になる。完成した作品は、DVD/AVCHD、iPodや携帯電話用への出力からFacebookやYouTubeなどへのアップロードと幅広く活用できる。

Windows Touchに対応し、ズーム(縮小/拡大) / ドラッグ&ドロップ(ファイルの指先での移動) / タップ(クリック、一時停止/再開) / フリック(左右に移動、メディアトレイのスクロール) / 長押し(右クリック効果)の操作が可能になり、直感的な操作で画像や映像を操作、管理することができる。

製品発表会で行われたWindows 7に対応するモニタでのデモ。指先で写真を選んでサイズを合わせて、

ササッと言葉を書き込むことも可能だ

メイン画面

ビデオ編集時ユーザーインタフェース

フォトブックの一例。これらもWindowsタッチでスムーズに動く

Corel WinDVD 2010 / Pro 2010

Corel WinDVD Pro 2010

WinDVD 2010では、ズーム(縮小/拡大) / フリック(チャプター間の移動) / タップ(クリック、一時停止/再開) / 回転(音量増減)の動作に対応し、指先を動かすことで視聴中の映画なども手軽に操作。Pro版では、720×480の標準画質を1920×1080の高画質精細な映像へとアップスケールする同社独自のCorel PureHDアップスケーリングテクノロジーを搭載。Intel、NVIDIA、ATI、S3など主要なVGAカードに対応し、GPUを使用したアップスケーリングが可能になり、通常のDVDをフルハイビジョンのディスプレイで鮮明に楽しめる。またBD-Liveに対応した市販ディスク、AVCREC形式のディスク再生も可能になる。また、お気に入りのシーンをそのままワンタッチで保存したり、メールできる「クイッククリップ」機能も搭載している。

新WinDVDのUI。再生、停止、チャプター移動やズームも指先で動かすことも。

WinDVD 2010でのデモ。再生中に動画を指で広げると、

スムーズに拡大する再生動画。

Corel MovieWriter Ulitmate 2010 / Pro 2010

Corel MovieWriter Ulitmate 2010

Windows 7に対応した総合オーサリングソフトとなるCorel MovieWriterでもWindows Touchに対応、ズーム(拡大) / ドラッグ&ドロップ(ファイルの指先での移動) / タップ(クリック、一時停止/再開) / フリック(左右に移動、メディアトレイのスクロール) / 長押し(右クリック効果)の操作が可能になる。製品は、映像データや音楽データなどの編集からファイル変換、オーサリング、管理までを一手に引き受ける総合オーサリングソフト。ビデオカメラからのダイレクトでのディスク作成やDigital Studio 2010と共通の動画再生も可能なサムネイルを撮影日やタグ付け、評価による整理・管理も可能だ。Intel Core i7、NVIDIA CUDAへの最適化(Ultimate版)も図られており、大幅なパフォーマンスの向上も可能になる。Ultimate版では、Corel Pure HDアップスケーリングにも対応するほか、Pro/Ultimate版ともに、3D効果を使用した新メニュー、HDV/AVCHSカメラの撮影日時表示などに新たに対応する。

Corel MovieWriterのUI

取り込み、編集、管理、ライティングへと一連の流れもスムーズに

同社がおこなった各最適化のベンチマーク(同社Webサイトより)