JVC・ケンウッド・ホールディングスは30日、ブルーレイディスクレコーダー、HDD、デジタルハイビジョンチューナー、FM/AMチューナー、デジタルアンプを1台に集約して搭載したHome AVC「RYOMA(リョーマ)」を開発したと発表。商品化は来年春を予定している。
今回発表されたRYOMAは、「デジタル・ネットワーク時代の新しいライフスタイルを提案するとともに、今後の新しい事業領域を構築する」という新商品群の第一弾。オーディオ、ビデオ、通信を融合させ、「観る」、「録る」、「聴く」ことを1台で楽しめる製品だ。
また、ビクターとケンウッドの高音質技術を投入したデジタルアンプを搭載したのも特長のひとつ。入力した音楽信号に悪影響を与える干渉やノイズを徹底的に排除することで、高精度な信号増幅を実現したという。
さらに、新ネットワークサービス「M-LinX(エム‐リンクス)」を搭載。独自に開発した「放送サービス地域特定技術」を活用することで、電波障害などによる難聴取地域でもクリアなラジオ放送が楽しめるという。また、ラジオ放送の音声に加え、付加データを受信できる技術仕様も開発中としている。
直感的な操作ができるという新UIデザイントップ画面「A/Vスタートメニュー」イメージ ※オーディオコンテンツ選択時(左)とビジュアルコンテンツ選択時 |
このほか、さまざまな映像コンテンツと音楽コンテンツの中から、直感的に素早く選べるように配慮された独自の新UIデザインも採用される。
なお、製品名であるRYOMAは、これまでにないコンセプト、機能を持つ製品であることから、"カタ破り"な偉人の象徴である坂本龍馬より命名したという。