日立マクセルと京セラは、京セラの装飾用素材「京都オパール」をあしらった「京都オパールヘッドホン」を共同開発。11月下旬より販売を開始する。価格はオープンだが、推定市場価格は3,000円前後。
京都オパールとは、京セラが装飾用素材として展開しているカラーオパールなどの人工のオパールを総称した愛称。京都オパールは、独自の技術を加えることでオパール特有の脆さという面を克服しており、天然では難しかった自由度の高いデザイン加工ができるのが特徴だ。
京都オパールヘッドホンでは、ヘッドホン外側のプレート部分にほどこした「朧月」と「桜」のモチーフに京都オパールを組み合わせ、京都オパールの幻想的なイメージを引き立てるデザインとした。
カラーバリエーションとして、朧月のモチーフでは「胡粉」と「露草色」、桜のモチーフでは「虹色」と「唐紅花」という、日本の伝統色をイメージした合計4種類を用意する。
同製品は、ヘッドホン市場での「女性をターゲットにしたファッション性の高いデザインやカラーにこだわった製品へのニーズの強まり」を受けて企画されたという。日立マクセルでは、「オパール独特のさまざまな色が浮遊する『遊色効果』や『多彩な色合い』がこれまでのヘッドホンにはないアクセントとして表現できる」としている。
なお、同製品は、10月6日から10月10日まで、千葉・幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2009」京セラブースに展示される予定となっている。