日用品ブランド「ラックス」(ユニリーバ・ジャパン)のCMキャラクターを決める「ラックス シャイン オーディション」の最終選考会が29日、都内で行われ、桃生亜希子がグランプリに輝いた。

「ラックス シャイン オーディション」でグランプリを獲得した桃生亜希子

800名の応募者の中から1次審査~4次審査を経て、ファイナリストに選ばれた桃生亜希子と蟹瀬レナが、この日行われた最終選考で演技を披露。映画『おくりびと』のワンシーンを英語で演じた。2人はファイナリスト決定後、4カ月にわたって厳しい演技トレーニングを受けており、その成果を演技にぶつけ、それぞれがアピールした。

見事グランプリに輝いた桃生は、涙を浮かべながら「今まで長いチャレンジをしてきました。そしてまた新しい旅が始まるんだなと感じています」と話し、「トレーニングで吸収したことを体中に染みこませ、日本を代表する女優になりたいです」と意気込んだ。

「小学校の学芸会でスポットライトを浴びたときに、これだ! と思いました」と女優を目指すきっかけを話した桃生は、1976年生まれの33歳。映画『サムライフィクション』(1998年)でデビューし、映画『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(2008年)では、過激派の女性メンバーを演じている。女優としてのキャリアは長いが、今回のグランプリ獲得でさらなる飛躍のチャンスを得たことになる。桃生は2010年に放映予定である「ラックス」の新CMに出演が決定。キャサリン・ゼタ・ジョーンズとCMで共演することも発表された。

桃生にはトロフィーのほか、副賞として賞金500万円が贈られた

過去に「ラックス」のCM出演経験がある名取裕子も会場に駆けつけ、「日本の女性の美しさをアピールしてほしい」と2人にエールを