ヤフーは29日、不正入手された携帯端末のYahoo!オークション上での流通防止策として、NTTドコモおよびソフトバンクモバイルの携帯端末の出品者に対して、製造番号の記載を義務付けることとし、Yahoo!オークションでの携帯端末の取り扱いについてガイドラインの改定を行うと発表した。
盗難や不正契約などの不当な手段で取得された携帯端末の流通防止策として、これまでYahoo!オークションでは一定の出品制限を設けてきた。今回、ドコモより新たに利用制限が開始されることや、ウェブサイト上で製品の製造番号を入力することで利用制限端末か否かを確認できるツールが一般公開されることが発表され、ソフトバンクモバイルについても同様のツールの一般公開を予定していることから、Yahoo!オークションでの携帯端末出品時のガイドラインを変更することにしたという。
Yahoo!オークションにおける製造番号記載の義務化の適用時期については、ユーザーの混乱を避けるためドコモおよびソフトバンクモバイル両社のツールが公開がされ次第、(今年度内に)開始する予定。今回の取り組みにより、ユーザーはより安全に携帯端末を売買することが可能になるとしている。