パナソニックは28日、ハイビジョンDVDレコーダー「DIGA」の新モデル「DMR-XP200」「DMR-XE100」を発表した。10月15日発売で、価格はオープン。市場価格はDMR-XP200が7万円前後、DMR-XE100が5万円前後と予想される。
DMR-XP200は、地上/BS/110°CSデジタル放送チューナーを1基搭載するレコーダー。内蔵されているHDDの容量は500GB。一方のDMR-XE100は、地上デジタル放送チューナーのみを1基搭載したレコーダーで、内蔵HDDは320GB。
両製品とも、アドバンスドAVCエンコーダーが搭載されており、最も圧縮率の高い「HL」モードでは、4.3Mbpsでのフルハイビジョン記録が可能だ。同モードを利用した場合、片面1層のDVDメディアに、約2時間10分のフルハイビジョン映像を記録することが可能となる(ダビング10にも対応)。同社のBDレコーダーでは、現在、さらに高圧縮で、DRモードに比べて約8倍の長時間録画が可能な「HM」モード(3Mbps)が搭載されている。4.3Mbpsというと、昨年モデルのBDレコーダーDMR-BW930/830/730/BR630あたりと同レベル。同社によると、それらの世代の製品と同じエンコーダーが搭載されているとのことだが、DMR-XP200/XE100の価格を考えれば、十分納得できるレベルだろう。また、低価格モデルではあるが、ブロックノイズなどを低減する「HDオプティマイザー」も搭載する。
DIGAシリーズなので、VIERA Linkにより、テレビやシアターシステムなどとの連携も可能だ。また、両モデルともSDメモリーカード/SDHCスロットを装備しており、DMR-XP200ではSD Video規格のMPEG-2、AVCHD規格(MPEG-4 AVC/H.264)の動画再生に対応するほか、ワンセグ放送を同時録画して携帯電話に持ち出す「ワンセグ持ち出し」機能も搭載する。DMR-XE100は、静止画とSDVideo規格の動画のみの対応となる。
低価格モデルだけあって、端子類は、一般的なモデルと比べると少なめだ。出力端子は、両モデルとも、1系統のHDMI出力を装備するが、HDMIは1080iまでの対応となる。そのほかに、D4まで対応するD端子を1系統、コンポジット出力を1系統、光デジタル音声出力を1系統装備。さらに、DMR-XP200のみS映像出力端子を装備する。入力端子は、コンポジットが1系統に、DMR-XP200のみS映像入力端子を備える。通信系は、DMR-XP200がモジュラー端子のみを装備し、DMR-XP100はLAN端子のみを装備する。