Samsung Vodafone 360 H1

英Vodafoneは9月24日(英国時間)、業界団体LiMo FoundationのLinuxベースの携帯電話向けプラットフォーム最新版「LiMo Release 2(R2)」を搭載した初の携帯電話「Vodafone 360 H1」を発表した。製造は韓国Samsungで、Samsung初のLiMo搭載機となる。360 H1は、Vodafoneが年末商戦にあわせて欧州8カ国で発売する。

LiMo R2は、標準化団体OMTPのWebアプリケーション向けセキュリティAPI「Bondi」への対応、位置情報のサポートなどを特徴とする最新プラットフォーム。今年2月に仕様策定と参照実装が発表されていた。

今回、Vodafoneが発表した360 H1は、他のオンラインアドレス帳と統合できるユニバーサルコンタクトリストや、PCとの同期などの機能を提供するVodafoneの最新のインターネットサービス「Vodafone 360」に対応した最初の機種となる。

端末自体は、タッチ対応の3.5インチのWVGA AMOLEDディスプレイ、720P HDビデオ録画、GPSなどのハイエンド機能を搭載。HSDPA/Wi-Fiにも対応する。

なお、LiMoによると、LiMo R2搭載機は今後、NTTドコモ、米Verizon Wirelessなどのオペレータが2009年~2010年に投入する計画という。