為替市場の動向を予想するためのテクニックには、大きく分けて経済の動向を読む「ファンダメンタルズ分析」と、チャートの動きやテクニカル指標を読む「テクニカル分析」の2つがあります。 しかし、「ファンダメンタルズ分析」には経済や金融の専門知識が必要となるため、初心者にはやや難易度が高め。このため「テクニカル分析」をメインにFXの売買を行う人も少なくありません。
そこで今回紹介したいのが、初心者でもカンタンにテクニカル分析ができる、FXプライムの「ぱっと見テクニカル」。チャートや主要なテクニカル指標をシステムが分析、気になる為替動向を予測してくれるというツールで、2009年3月に第一弾がスタートし、7月に第三弾のサービスが出そろいました。
まず2009年3月に第一弾としてスタートしたのが「形状比較分析」。こちらはクリックするだけで、最大で約12年分(ローソク足3000本分)の過去チャートの中から現在のチャートと形状が似ている時期を探し出し、過去の事例を参考にして将来の動きを分析してくれるというスグレもの。チャートの一致率とともに、今後の予想チャートをチェックすることができます。
また第二弾として登場した「パターン分析」は、現在のチャートが16種類のチャートパターンの中のどれに類似しているのかを選別し、将来の値動きを分析するツール。自分が持っている通貨ペアがどんなチャートパターンに、どの程度の確率で当てはまっているのかを瞬時に確認でき、今後の為替がどちらに動くのかの予想を見ることができます。
そして7月25日にはじまった第三弾「売買シグナル」は、RSIやストキャスティクスなど21種類の代表的なテクニカル指標の売買ポイントから、将来の値動きを分析するツール。発生した売買シグナルに従って取引を行った場合の「利益と損失の合計額」をランキング表示することもできます。
この「ぱっと見テクニカル」最大の魅力は、操作のカンタンさ。右脳で操作し、「ぱっと見」でテクニカル分析の結果がわかるという点では非常に優れたサービスといえます。またテクニカル指標やチャートパターンの勉強にもなるため、本格的なテクニカル分析のための知識を得るツールとしても利用価値がありそう。
しかし注意したいのは、これらの分析結果はあくまで参考でしかないということ。最後の売買の判断は、しっかり自己責任で行うことをお忘れなく。