カプコンは、9月25日、現在プレイステーション 3/Xbox 360向けに開発を進める『デッドライジング2』のプレス向けパーティー「TERROR IS REALITY」を、東京・恵比寿にて開催した。今回行われたイベントは、現在開催中の東京ゲームショウ2009で来日中の海外プレスを意識したもので、日本では珍しいパーティー形式でのお披露目となった。

『デッドライジング2』一色に染まった会場

会場には、『デッドライジング2』(Xbox 360版の北米仕様)の試遊台を多数設置。本作は東京ゲームショウ2009に出展されていないだけに、国内外のプレスから、大きな注目を集めていた。

会場には『デッドライジング2』(Xbox 360版の北米仕様)の試遊台が用意された

「TiR」のポスター

さて、今回のパーティー名となった「TERROR IS REALITY(テラー・イズ・リアリティー)」(以下、TiR)は、『デッドライジング2』の作中に登場する全米で大人気のTV番組で、主人公のチャックも毎回欠かさずに観ている一人。ド派手なTKと2人の魅力的な助手が司会を務めるこの番組は、ゾンビを相手にした数々の競技で出場者を競わせ、勝ち残った者には莫大な賞金が贈られるという趣向のもので、より多くの血を望み騒ぎ立てる観客たちからは、ゾンビが倒れる度に大きな歓声が上がり、アリーナを熱狂の渦に包みこむ……。 チャックはこの命がけの悪趣味な番組に出場する決意をするのだが、その理由はゾンビへの憎意か? 賞金稼ぎをしたいだけなのか? このあたりは今のところ不明である。

「TiR」の競技風景

イベントはまさにこのTiRを模したもので、ステージには、ド派手なMCと2人の魅力的な助手、さらにカプコンのグローバル開発統括であるプロデューサーの稲船敬二氏が登場。稲船氏は、作中でチャックが着用しているライダースジャケットに身を包んでの参加となった。"模している"とはいえ、もちろんゾンビを相手に競技……というわけにはいかず、今回はゲーム大会が開催された。

まずは司会陣がステージに。まさに「TiR」

ライダースジャケットに身を包んだ稲船氏が登場

ここでは、パーティー会場にて上映された「TiR」のプロモーション映像を紹介しよう。

TiR(CM風)トレーラー

なお、『デッドライジング2』では「TiR」をオンライン・マルチプレイとして最大4人まででプレイすることが可能。「TiR」を構成するのは、巨大な鉄球の中に入って転がりながらゾンビを倒して行く競技、頭に被ったムースの角でゾンビを秤まで弾き飛ばし、秤に載せたゾンビの重さを競う競技など、「デッドライジング」の名に恥じぬブッ飛んだブラックユーモア溢れる数々の競技となっている。これらの競技はスコアを競うだけでなく、ほかのプレイヤーの邪魔をするなどの汚い戦術も可能なため、白熱したプレイが期待できる。


『デッドライジング2』プレイ動画

『デッドライジング2』では、「周りのアイテムは何でも武器として使える」という前作の戦闘システムをさらに発展。フォーチュン・シティ内のカジノ、バー、ショップなどでチャックが使えるアイテムが大量に追加されている。銃や剣などの一般的な武器だけでなく、ルーレット、カジノディーラーが使用するスティック、車イス、カジキの剥製など多彩でユニークな「武器」が登場。さらに本作では、武器の種類が増えただけでなく、「カヌーのパドルの両端にチェーンソウを組み合わせた武器」や、「車イスにマシンガンを括り付けた武器」など、武器の組み合わせ要素も追加されている。そこで今回は、さまざまな武器を手にゾンビと戦うチャックの様子を動画4本とスクリーンショットでチェックしてみよう。

さまざまなば武器でゾンビと戦うチャック


世界に2着のスペシャルジャケットのレプリカが販売決定

こちらはゲーム大会の優勝賞品

稲船氏が身を包んだライダースジャケットは、KADOYAと稲船氏のスペシャルコラボとして作成されたもので、稲船氏が着用しているもののほか、今回のイベントで行われたゲーム大会の優勝者に与えられたもののみ。つまり世界に2着しかないスペシャルジャケットとなっているが、なんと「レプリカ・ヴァージョン」の販売が決定している。販売時期や価格などの詳細については現在のところ未定。このあたり続報を待ちたい。


作品の舞台となるフォーチュン・シティ

ゲームタイトル デッドライジング2
対応機種 プレイステーション 3
Xbox 360
PC
ジャンル ゾンビパラダイスアクション
発売予定日 未定
価格 未定
CEROレーティング 審査予定
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※画面写真はすべて開発中のものです。