エフエックス・オンライン・ジャパンが提供する、口座開設時にスタートするCFD(差金決済)取引に関する教育プログラム「トレードセンス(Trade Sense)」が注目を集めている。仮想マネーを使うデモトレードと異なり、リスクを軽減しながら、リアルマネーを使ってCFD取引が行えるので、より効率よくCFD取引を理解してもらうことができるという。
今回は、同社の経営戦略部長である水野浩一郎氏にトレードセンスの特長と、CFD取引の今後について話を伺った。
――トレードセンスをリリースすることになった経緯は?
トレードセンスはエフエックス・オンライン・ジャパンと包括的な資本提携を行っている英国のIG Group Holdings (IGグループ)が使っているツールです。それを日本市場向けにカスタマイズして、今回提供することとなりました。直近3カ月のCFD取引に申し込まれた方のデータを見ると、FX投資経験が無い方が約40%に上っており、CFDだけではなくFXの商品の仕組みも詳しく知っていただくことが、より良い取引をしていただく上で重要だと考えました。
――トレードセンスの特長について教えてください。
トレードセンスでは、実際の資金を使ってお取引をしていただきます。ただ、いきなり中・上級者と同じ土俵で取引していただくことは、初心者にとってリスクが大きいので、最低取引単位と取引手数料を引き下げています。従来のデモトレードだと、リアルマネーを使わないので実際の取引時にどのような心理状態になるのかまで分からない。あくまでゲーム感覚なんです。一方のトレードセンスなら、小額ながらリアルマネーを使いますので、意識せずに取引するということが減るでしょうし、リスク管理も同時に身に付けることができるのではないかと期待しております。
1取引ごとの最低取引単位
1~2週まで | 1,000通貨 |
3~4週まで | 2,000通貨 |
5~6週まで | 3,000通貨 |
7週目以降 | 1万通貨 |
日本株CFDの最低取引手数料
1~2週まで | 105円 |
3~4週まで | 315円 |
5~6週まで | 525円 |
7週目以降 | 1,050円 |
エフエックス・オンライン・ジャパンでは通常、1万通貨単位で取引していただいております。これは1円動くと、1万円の利益、もしくは損失が生じるということです。それが、1~2週目であれば1割に当たる1,000通貨で取引できます。初心者にとっては、1円動いて1万円負けるところが、1,000円で済むのですから、利用者の皆様にとっては、安心してお取引していただくことができるのではないでしょうか。
――それ以外にもメリットはありますか?
6週間にわたって、トレーダーとして最低限知っておくべき知識を集約したテキストを読みこなしていただきます。第一章「FX、CFDの商品概要」、第二章「金融市場の基礎」、第三章「リミット・ストップ注文」、第四章「レバレッジの考え方」、第五章「リスク管理姿勢」、第六章「取引の心構え」と、章ごとに見ていただくと分かるようにアカデミックな内容に仕上がっております。初心者はもちろんのこと、相場の心構えやリスク管理についていまさら誰かに聞けない初・中級者にも利用していただけると期待しております。
――どういう方に利用してもらいたいですか。
CFDを取引してみたいと思われる方であれば是非使ってみていただきたいですね。ただ、CFDは取り扱い銘柄も非常に多く(同社で6,500銘柄以上)、初心者にとってはどれを選んでいいのか分からないという人も多いはず。ですので、まずはトレードセンスでCFD取引を実際に体験してもらってから、実際に取引されることをお薦めします。
――CFD初心者にとって取引しやすい銘柄というのはありますか。
初心者向けだと、アメリカの株価指数であるウォール街株価指数と、やはり日本225種株価指数がいいのではないでしょうか。エフエックス・オンライン・ジャパンでは、ウォール街株価指数を円建てでの取引が可能ですから、頭の中でドルから円、ポンドから円など面倒な計算が必要なく、自分の利益・損失がどれぐらいなのかすぐに換算できます。また、日本225種株価指数もニュースなどで慣れ親しんでいる方が多いと思いますので、取引しやすいのではないでしょうか。
――CFD取引は今人気ですよね。どの辺りが人気の秘訣なのでしょう。
FXに比べれば、預かり資産や口座開設数ともにCFDはまだまだこれからといったところですが、エフエックス・オンライン・ジャパンでも右肩上がりに口座開設数は伸びていますね。取引銘柄数が非常に多いこと、日本市場以外に上場している会社にも簡単に投資できることが魅力だと思います。
エフエックス・オンライン・ジャパンでは3月23日より、CFDサービスを開始。総銘柄数は6,500以上で取り扱い個別株式数は国内最多です。また、日本株式(約500銘柄)、株価指数(30銘柄)についても、国内最多の取り扱いを誇っております。
――トレードセンスのサポート体制と今後の展開について教えてください。
現状としては、24時間サポート体制ですので、投資家の皆様はメールや電話でお問い合わせいただければ、すぐに対応できる仕組みは整っています。今後は、CFDのライブセミナーなど行っていく予定です。初心者向けのWEBコンテンツも拡充していたいと思っています。また、トレードセンスに関しての情報提供も行っていきたいですね。
――ありがとうございました。