デルは、ゲーミングPCブランド「Alienware」(エイリアンウェア)のIntel Core i7採用新製品として、デスクトップPCを4機種、ノートPCを1機種発表した。デスクトップのラインナップは、NVIDIA GeForce GTX 260搭載の「Alienware Aurora」、NVIDIA GeForce GTX 260(SLI)搭載の「Alienware Aurora ALX」、NVIDIA GeForce GTX 285搭載の「Alienware Area-51」、NVIDIA GeForce GTX 285(SLI)の「Alienware Area-51 ALX」。ノートは「Alienware M15x」。

構成価格は、Alienware Auroraが169,800円、Aurora ALXが209,800円。Area-51が250,000円前後で、Area-51 ALXが350,000円前後。ノートPCのM15xが187,380円。

Alienwareは、同社個人向けPCで最もハイエンドに位置づけられており、PCゲームユーザーに最高のパフォーマンスを提供するというブランド。新製品群は、デルとAlienware両チームで共同開発されたもので、PCゲーミング専用ならではの最新技術とデザインを備えるほか、ユーザーごとのカスタマイズを可能にする専用ソフト「Alienware Command Center」を搭載している。

「Alienware Aurora」「Alienware Aurora ALX」

Alienware Auroraは、CPUとしてIntel Core i7-920、チップセットとしてIntel X58 Expressを採用。メモリとして6GB DDR3-SDRAM(1333MHz)を搭載している(最大24GB)。ストレージは750GB SATA HDD(7,200rpm)、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ。グラフィックス機能はNVIDIA GeForce GTX 260 1.8GB。キーボード、マウスはなし。OSはWindows Vista Home Premium SP1(64bit)。

「Alienware Aurora」。左が本体色コズミック・ブラック、右がルナー・シャドウ

Alienware Aurora ALXは、CPUとしてIntel Core i7-920、Intel X58 Expressを採用。メモリは9GB DDR3-SDRAM(1333MHz)を搭載する(最大24GB)。ストレージは1TB SATA HDD(7,200rpm)、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ。グラフィックス機能はNVIDIA GeForce GTX 260 1.8GB(SLI)。キーボード、マウスはなし。OSはWindows Vista Home Premium SP1(64bit)。

「Alienware Aurora ALX」

Aurora/Aurora ALXともBTOに対応しており、CPUにIntel Core i7-950 / 975を選択可能。さらにAurora ALXはオーバークロックによる3.6GHzの動作を実現したIntel Core i7-975EEを選べるようになっている。CPU冷却には独自の液体冷却システム「Alienware ハイパフォーマンスリキッドクーリング」を利用しており、グラフィック専用に独立した液状冷却システムも後日提供予定。また、グラフィックス機能として、ATI CrossFireX/DirectX 11対応のATI Radeon TM HD 5870(1GB GDDR5)を2基搭載することも可能。ストレージは、HDDの場合最大3TBまで増設可能で、256GB SSDも指定できる。

Aurora ALXについては、筐体上部に開口可能なルーバー(Louver)「Active Venting」を採用。シャーシ内部の熱がソフトウェアで設定したレベルに到達すると自動で開閉して排気を行う。

「Alienware Area-51」「Alienware Area-51 ALX」

Alienware Area-51は、CPUとしてIntel Core i7-920、チップセットとしてIntel X58 Expressを採用。メモリとして12GB DDR3-SDRAM(1333MHz)を搭載している(最大12GB)。ストレージは1TB SATA HDD(7,200rpm)、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ。グラフィックス機能はNVIDIA GeForce GTX 285 1.8GB。キーボード、マウスはなし。OSはWindows Vista Home Premium SP1(64bit)。

「Alienware Area-51」。左が本体色コズミック・ブラック、右がルナー・シャドウ

Alienware Area-51 ALXは、CPUとしてIntel Core i7-920、Intel X58 Expressを採用。メモリは6GB DDR3-SDRAM(1600MHz)を搭載する(最大12GB)。ストレージは1.5TB SATA HDD(7,200rpm)、光学ドライブはBlu-ray Discドライブ。グラフィックス機能はNVIDIA GeForce GTX 295 1.8GB(SLI)で、OSはWindows Vista Home Premium SP1(64bit)。Alienware TactXゲーミングキーボード、Alienware TactXゲーミングマウスを同梱している。

「Alienware Area-51 ALX」(スペース・ブラック)

Area-51/Area-51 ALXともBTO対応で、オーバークロックによる最大3.86GHzの動作に対応したIntel Core i7-975EEをCPUに選択可能(Area-51 ALXのみ)。CPU冷却には独自の液体冷却システム「Alienware ハイパフォーマンスリキッドクーリング」を利用するほか、グラフィック専用に独立した液状冷却システムも後日提供予定。

グラフィックス機能として、CrossFireX に対応したATI Radeon HD 5870が選択可能。ストレージは、最大3TB HDD(72,00rpm)まで拡張可能なほか、256GB SSDを選択できる。

Area-51 ALXは、アルマイト加工が施されたアルミニウムを採用した高品位なデザインを採用。Aurora ALX同様の「Active Venting」を搭載するほか、筐体前面のドア部分の開閉もソフトウェアでプログラムが可能となっている。

「Alienware M15x」

Alienware M15xは、CPUとしてIntel Core i7-720QM、メモリは4GB DDR3-SDRAM(1333MHz)を搭載する(最大12GB)。ストレージは250GB SATA HDD(7,200rpm)、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ。グラフィックス機能はNVIDIA GeForce GTX 260M 1GBで、ディスプレイは15型ワイド HD+(1,600×900)光沢液晶。ネットワーク機能としてIEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、インタフェースとしてBluetooth V2.1+EDRを採用している。OSはWindows Vista Home Premium SP1(64bit)。

「Alienware M15x」正面と底面

コズミック・ブラック

ルナー・シャドウ

ネブラ・レッド