日本一ソフトウェアは、プレイステーション 2向けシミュレーションRPG『ラ・ピュセル 光の聖女伝説』に新規要素などを追加してプレイステーション・ポータブル向けに移植。『ラ・ピュセル†ラグナロック』として2009年11月26日にリリースする。
同社の人気タイトル「ディスガイア」シリーズにも大きな影響を与えた、「やりこみ」の原点ともいえる要素がふんだんに詰まったPS2『ラ・ピュセル 光の聖女伝説』だが、やり込みプレイをせずとも楽しめる戦闘システムや練りこまれたストーリーによって、女性やライトユーザーからの人気も集めた。今回のPSP移植では、新たなシナリオやエクストラボスの追加、システムの改良などにより、さらに充実した内容となっている。
■PSP『ラ・ピュセル†ラグナロック』プロローグ
「聖パプリカ王国」に存在する二大教会、「聖女会」と「聖母神教会」。この二大教会は人々の信仰の拠り所となっていました。
闇の王子と戦った光の聖女を女神ポワトゥリーヌと同様に信仰する「聖女会」。愛と正義と平和を教義とする「聖母神教会」。
幼くして両親をなくした「プリエ」と「キュロット」の姉弟は4年前、「聖女会」に入信しました。そしてこの春、プリエとキュロットは悪魔祓いを専門に行うシスター「ラ・ピュセル」の資格を得、新人ラ・ピュセルとして駆け出すことになりました。
そんなプリエには大きな夢がありました。
それは女神ポワトゥリーヌに選ばれし奇跡代行者「光の聖女」になることでした――。
PSP『ラ・ピュセル†ラグナロック』登場キャラクター
■プリエ (cv. 中原麻衣)
12歳のころ聖女会の聖歌隊員になり、この春に初めて悪魔祓いとしての資格を得た、新人ラ・ピュセル。16歳。光の聖女に憧れている。行動派でおてんばな女の子。いつも言動をアルエットに注意されている。
■キュロット (cv. 水橋かおり)
プリエの弟。同じく新人ラ・ピュセル。12歳。謙虚でまじめな性格のため、いつもプリエに振り回されている。アルエットに恋心を抱いている。
■アルエット (cv. 橘ひかり)
プリエとキュロットの先輩ラ・ピュセルとして、教育係を担当しているシスター。17歳。信仰心が強く、それが災いして、時に融通が利かないことも。物事を慎重かつ冷静に見つめるタイプ。
■クロワ (cv. 関俊彦)
ある事件をきっかけにプリエたちと行動をともにするフリーの悪魔祓い。20歳。記憶喪失で自分の記憶を取り戻すために、各地を旅している。陽気で頼りになる存在。
■エクレール (cv. 桑谷夏子)
聖パプリカ王国の姫。13歳。「光の聖女候補」として周囲から大きな期待を寄せられているが、それを苦痛に感じている。プリエやキュロットとは数年来の親友で、プリエのことは「お姉さま」と慕っている。
○表情豊かに変化するドット絵に注目!
くるくると表情を変えるドット絵も「ラ・ピュセル」の魅力。物語をより臨場感豊かに表現する。動揺するプリエ、殴るプリエなど、キャラクターが生き生きと動く様子を、美麗なドット絵で楽しんでみよう。
PSP『ラ・ピュセル†ラグナロック』の戦闘システム
■初心者も上級者も楽しめる戦闘システム
ラ・ピュセルの戦闘システムは、日本一ソフトウェアのタイトルではおなじみのターン制のシミュレーション形式を採用。移動はマス目単位になり、キャラクターごとに行動を選択し、実行していく。それでは戦闘の流れをチェックしてみよう。
■ところせましと動き回る戦闘演出に注目
「ラ・ピュセル」の戦闘の魅力といえば、横向き視点で繰り広げられる戦闘演出があげられる。コマンド入力後、「戦闘開始」「ターン終了」を選択すると画面が切り替わり、戦闘画面へとうつる。バトンで殴るプリエ、敵にリンゴを投げつけるキュロットなど、画面いっぱいに動き回るキャラクターに注目しよう。
■おなじみの連携攻撃も健在
本作では「ディスガイア」シリーズと同様、「攻撃」を実行したユニットに味方が隣接していれば「連携攻撃」が発動する。上手く配置すれば、敵一体に対し多くの味方で攻撃することが可能となる。
■ラ・ピュセルならではの『浄化』システムで戦闘をより有利に
戦闘エリアマップ上には、さまざまな色の「不浄点」と「闇の地場」が存在する。下の画面の中央で光っているものが「不浄点」、「不浄点」から発生する帯状のものが「闇の地場」だ。
「闇の地場」はそのマス上にいるユニットに、さまざまな効果や悪影響を及ぼる。また「不浄点」は一定時間放置しておくと、新たな敵が出現することも。そのため、「不浄点」を「浄化」コマンドで消してしまうことが重要になる。「不浄点の浄化」にはパズル的要素も含まれているため上手く浄化方法を考えるのも「ラ・ピュセル」の楽しみとなる。
○浄化を上手く使えば、再行動が可能に!
PS2版では「浄化」を行うのに1ターンを消費していたが、PSP版ではシステムが改良され、
- 浄化したキャラは再移動が可能に
- 浄化中の地場の上にいたキャラも再移動可能に
「浄化」を上手く利用すれば、さらに戦闘が有利になる!?
PSP版の追加要素をチェック
■新シナリオ「魔王プリエ編」の追加
PSP版には、新シナリオ「魔王プリエ編」が追加される。このシナリオは新規書き下ろしで、全4話の構成になっている(本編は12話構成)。
「光の聖女」を目指していたはずのプリエが、どうして魔王への道を歩むことになったのか――? 本編に沿った形で展開される、もう一つの「ラ・ピュセル」を楽しみに待ちたい。
■新たなエクストラボスが登場!?
なんと本作には「ディスガイア」から、ラハール、フロン、エトナ、プリニーがラ・ピュセルの世界へ乱入決定! エクストラボスとして、挑戦することができるようになる。ラハール一行の登場で、ラ・ピュセルの世界に一波乱まきおこる!? プリエたちとラハールたちの掛け合いにも注目しよう。
■ユーザーの声を反映したシステム面の改良にも注目
PS2版にてユーザーの声が多かった点や、一部システムを改良することにより、プレイ環境もより快適に! おもなシステム改良点をチェックしていこう。
○デモスキップや戦闘演出スキップが可能に
各デモイベントや戦闘の演出スキップ、さらに浄化演出の速度や、メッセージ速度の切り替えが可能に。これにより、やり込みのためのプレイ時間も大幅に短縮できるはず!?
○マップの回転を可能に
戦闘中マップ回転ができなかった箇所が回転可能になった。さらに回転のみではなく、マップを真上見下ろしから見ることも可能。さらなる戦略の手助けになるはずだ。
○新しい技を新たに追加
本タイトルより新しい技を追加されており、戦闘がさらに盛り上がること間違いなし! 一層派手になった戦闘シーンに注目だ。
○拠点で仲間と会話が可能に
拠点にキュロットやアルエットなどが村人として登場。各話の間で会話ができるようになった。キャラクターの新たな一面が見られるかも!?
○記録屋・音楽屋の追加
「ディスガイア」シリーズでおなじみの「記録屋」「音楽屋」が「ラ・ピュセル」にも登場。ゲーム内の音楽を購入し、聴くことができる「音楽屋」や、最大ダメージや総プレイ時間など自分のプレイ記録を網羅した「記録屋」と、やり込み好きにはうれしい要素が追加された。また記録屋の収集率によっては素敵なことがおきるかも……!?
○選択による移動が可能に
拠点ポトフ内の移動が選択によって、簡単に移動できるようになった。「移動時間がもったいない!」なんてユーザーにはピッタリだ。
これ以外にも、「ユニットの並び替え強化」「戦闘前の掛け合いの増加」など、システム面が幅広く改良されている。
■全編、新規のフルボイス仕様に
PSP版は、セリフが全編新規で録り下ろされたフルボイス仕様。PS2版とPSP版とのキャラクターの声の違いを比べてみるのも楽しいかも!?
PSP『ラ・ピュセル†ラグナロック』の初回限定版をチェック
PSP『ラ・ピュセル†ラグナロック』は初回限定版と通常版の2ラインナップ。初回限定版には、PS2『ラ・ピュセル 光の聖女伝説』の発売当時のラフなどが収録された設定資料集とオリジナルサウンドトラックCDがセットされる。Ryoji氏の描く可愛らしいキャラクターと佐藤天平氏によるあたたかなサウンドの両方を楽しめる豪華な限定版もしっかりチェックしておきたい。
ゲームタイトル | ラ・ピュセル†ラグナロック |
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ジャンル | シミュレーションRPG |
対応機種 | プレイステーション・ポータブル |
発売予定日 | 2009年11月26日 |
価格 | 7,329円 (初回限定版) 5,229円 (通常版) |
審査予定 |
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