パナソニック オートモーティブシステムズは、「ストラーダ」シリーズのポータブルナビゲーション、3製品6モデルを発表した。発売は10月9日を予定している。発売は10月9日で、価格はオープン。なお、型番の末尾に「DL」が付くモデルは、家電店ルート向けで、末尾が「D」のモデルはカー用品店向け。家電ルート向けのモデルには、ACアダプターとスタンドが付属する。
新モデルは、同社のポータブルナビとしては3世代目となる製品。新たに「おでかけウォーク」機能が搭載されており、車から降りて目的地に向かう際に、地図上に自分の位置と目的地が表示されるというもの。自分の位置と目的地との間は、直線で結ばれる。徒歩時のナビゲート機能は備えおらず、また、搭載されている地図情報が自動車用のものなので、自動車が通れない道(階段など)については、掲載されていないのだが、街中で目的地の近くの駐車場に車を停めて、そこからの行き方を調べるといったときには参考になるだろう。
地図データは8GBのmicroSDに収録されており、建物の形、道路の幅などが分かる25m/50m縮尺の詳細市街地図も全国1,031エリア分が収録されている。地図がデータがmicroSDに収録されているため、地図データの更新はカードを差し替えるだけで可能となる(2010年末に販売予定)。バッテリーは内蔵のリチウムイオン電池で、約3時間の充電で約2時間の使用が可能だ(ナビ/ワンセグ共に)。
車載時には、加速度センサーとジャイロセンサーとを組み合わせた「迷いまセンサー」により、GPSだけのときに比べてより正確な測位が可能になるほか、トンネル内などでも測位を続けることが可能だ。ダッシュボードに取り付けるために、吸盤式のスタンドが付属。このスタンドには、FM-VICSチューナーも内蔵する(N-MP250DL/250D/150DL/150Dのみ)。シガーライターコード、FM-VICSアンテナ、ワンセグ用のアンテナなどをセットにした、のせかえキットもオプションとして用意される(機種によって機能が異なるため、キットによって含まれる内容は異なる)。のせかえキットを利用すれば、本体だけを別の車に持って行って、そのまま使用することが可能だ。
他のストラーダと同様、ドライブコンテンツ「おでかけストラーダ」のデータが利用できるほか、Googleマップ、Yahoo!JAPANの路線・地図アプリのスポット情報も利用できる。
カードスロットは、地図情報用に1基とビデオ再生用に1基装備。同社のレコーダー「DIGA」や録画機能を搭載した「ビエラ」などからSDビデオを持ち出すことで、ストラーダ側で再生可能だ。ディスプレイは5V型のタッチ式液晶。本体サイズは、幅133mm×高さ89mm×奥行き28mm。質量は296g(CN-MP150D/DLは290g)となっている。
型番 | ワンセグチューナー | FM-VICS内蔵 | 価格 | 推定小売価格 |
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CN-MP250DL | ○ | ○ | オープン | 6万9800円前後 |
CN-MP250D | ○ | ○ | オープン | 6万5000円前後 |
CN-MP180DL | ○ | - | オープン | 5万9800円前後 |
CN-MP180D | ○ | - | オープン | 5万5000円前後 |
CN-MP150DL | - | ○ | オープン | 5万9800円前後 |
CN-MP150D | - | ○ | オープン | 5万5000円前後 |