東芝は17日、回転数7,200rpmの高速回転モデルとして、業界最大クラスという500GBの記憶容量を実現した2.5インチ SATA HDD「MK5056GSY」を商品化し、10月より量産を開始すると発表した。あわせて、320GB/250GB/160GBの派生モデルも発表されている。

「MK5056GSY」

従来の高速回転モデル(「MK3254GSY」7,200rpm、320GB)と比較して、内部転送レートが約23%向上、1,255Mb/sとなったことで、高性能ノートPCなどのニーズに対応できるとしている。また、同従来機種から、シーク時の騒音が3dB低減し25dBとなり、静音性が向上しているほか、エネルギー消費効率も約28%改善した。

MK5056GSYの主な仕様は、記憶容量は500GB、バッファ容量は16MB、プラッタは2枚(ヘッド×4)、インタフェースはSATA 3Gbps、回転数は7,400rpm、平均シーク時間はリード11ms、ライト12ms。騒音値はアイドル時、シーク時ともに25dB。本体サイズ/重量はW69.85×D100.0×H9.5mm/115g。