KDDIとKDDI研究所は17日、チューリップテレビとフィックスと共同で、チューリップテレビの当選付きCM企画において、視聴者がケータイから懸賞に応募する際の新たな受付方式のトライアルを実施すると発表した。
トライアルは、「開運! なんでも鑑定団」(9月19日12時放映予定)のCMチャンスで放送されるクイズに答えて、地上デジタル放送受信機器や地デジグッズをプレゼントする企画の中で行われる。ケータイからの応募で、サーバへアクセスした視聴者に、応募登録ができるようになった時点で、バイブレーションなどで知らせるようになっている。
受付方式は、視聴者からのアクセスが集中した際に、サーバの負荷を軽減し、快適な応募登録を実現するためにKDDIとKDDI研究所が開発した「スムースアクセスシステム」技術を採用している。
同システムでは、ユーザ端末から希望のWebページにアクセスする際、Webサーバの処理能力と混雑状況に基づいて最適な待機時間を算出し、整理券としてFlashLite(ケータイ向け)またはJavaScript(PC向け)を用いて、ユーザ端末へ通知をする。ユーザ端末は、指定された時間まで待機した後に、希望のWebページヘのアクセスが可能となる。
今回のトライアルでは、このシステムが、フィックスが提供する双方向番組制作ASPサービス「PiTENTRY2(ピットエントリー・ツー)」に組み込まれて利用される。この技術により、視聴者はアクセスが集中した際でも、自分のリクエストが確実に応募できる。また番組提供側にとっては、視聴者からの同時大量アクセスがあった場合でも、受付サイトのシステムダウンの心配なく受付ができるようになる。
なお、同システムはau携帯電話以外の携帯電話からも受付可能となっている。