ウィルコムと日本電気(NEC)は17日、ウィルコムのPHSとNECのコミュニケーションサーバを利用した「FMC(Fixed Mobile Convergence)」の推進を目的に、『FMC拡販推進プロジェクト』を発足させると発表した。
同プロジェクトは、ウィルコムの全国モバイル内線ソリューション「W-VPN」と、NECのブロードバンド&モバイルソリューション「UNIVERGE(ユニバージュ)」を連携し、外線と内線・固定電話とPHSを融合するFMCソリューションを、両社の各パートナー企業も含めて推進していくものとなっている。
具体的には、W-VPNとUNIVERGE製品の組み合わせ検証を共同で実施するとともに、その検証結果に基づき、販売パートナーに情報配信する。また、定期的なセミナーを実施し、PHSとコミュニケーションサーバを活用したFMCソリューションの普及に向け、NECの販売代理店への技術普及、促進を図る。
さらに、ウィルコムが今秋からサービス提供を開始する高速モバイルデータ通信「WILLCOM CORE XGP」や、NECが提供する「UNIVERGE どこでも内線(PHS)ソリューション」などについて、最新の技術情報を提供する。
両社では、「プロジェクトの活動により、顧客の通信コスト削減・利便性向上の提案を図り、経営支援に協力していく」としている。