米Super Talent Technologyは9月16日(現地時間)、「PCI Express RAIDDrive SSD」を10月前半に出荷開始すると発表した。

Super Talentは今年4月1日に、最大容量2TB、MLCまたはSLC NANDフラッシュメモリを用い、DRAMキャッシュを搭載するPCI Express x8(2.0)接続の"超高速SSD"としてRAIDDriveを発表した。タイミングがタイミングだっただけにエイプリルフールのジョークも疑われたが、製品リリースは本当だった。

RAIDDriveは258×112×25ミリの本体にSATA SSD×4を備える。シーケンシャルリードが最大1.4GB/sec。最大1GBのDRAMキャッシュを利用して最大1.2GB/secのシーケンシャルライトを実現する。製品ラインナップは、エンタープライズ・サーバ向け「RAIDDrive ES」、ワークステーション向け「RAIDDrive WS」、ゲーマー向け「RAIDDrive GS」の3モデルだ。

RAIDDrive ES RAIDDrive WS RAIDDrive GS
インターフェイス PCIe x8 PCIe x8 PCIe x8
容量 256MB - 1TB 256MB - 1TB 256MB - 2TB
NANDフラッシュ SLC SLC MLC
アクセス時間 0.1ms 0.1ms 0.1ms
リード/ライト(MB/sec) 1400/ 1200 1400/ 1200 1400/ 1200
RAID機能 RAID 0/ RAID 5 RAID 0/ RAID 5 RAID 0/ RAID 5
RAIDキャッシュ 512MB 512MB 512MB
バッテリーバックアップ × ×

発表文では、ゲーマー向けRAIDDrive GS 1TBのOEM価格が4,999ドルとなっている。いずれのモデルもOEMメーカーまたはシステムインテグレータに直接提供される。Super Talentは、9月22日-24日に米サンフランシスコで開催されるIntel Developer Forum (IDF) でRAIDDriveのデモを披露するという。