ワコムは、Windows 7搭載ノートPC向けに、マルチタッチセンサーシステムの量産と出荷を開始したと発表した。
同マルチタッチセンサーシステムは、タッチパネルとコントローラ回路で構成され、Windows 7のマルチタッチ機能に対応。2本指で触れた位置を同時かつ正確に検知、かつ指の動きをコマンドとして認識するジェスチャー機能をサポートしている。またWindows 7で求められるタッチ検知スピードの2倍の性能を持ち、指を早く動かしても正確にタッチ位置を検知し、スムーズに操作できる。さらに、バッテリ駆動時のノートPCなど、指の位置を検出する信号が小さい場合、消費できる電力が限られている場合でも安定して信号を検出可能。
タッチセンサーはガラスパネル1枚で構成され、構造がシンプルで軽量。ディスプレイの透過率もフィルムタイプやガラス2枚構造より高く、画像表示の劣化が少なくなっている。ペンセンサーシステムと組み合わせて搭載することで、指によるタッチのみ/ペンとタッチ/ペンのみなどニーズに応じユーザーインタフェースの組み合わせを選択できるようになる。