レノボ・ジャパンは15日、仮想化に対応した中小規模企業向けのタワー型サーバ「ThinkServer TD200」と「ThinkServer TD200x」を発表した。高性能・大容量を実現し、環境にも配慮したサーバ製品という。既に販売を開始している。

「ThinkServer TD200/TD200x」

CPUにはIntel Xeon 5500シリーズを搭載し、強力なコンピューティングパワーと十分なメモリ、最大4.8TBのストレージ容量をサポートする。また、RAIDによるデータ保護機能を標準装備し、RDXテープストレージも兼ね備えるため、簡易なデータバックアップが可能となっている。

ThinkServer TD200の主な特長は、CPUがIntel Xeon E5502/E5540、最大96GBまでのDDR3メモリ、最大4TBまでの大容量ストレージ、遠隔からサーバ管理をサポートするシステム管理機能「IMM」(Integrated Management Module)を搭載。将来的に事業の拡張を視野に入れた中規模企業での利用に最適なモデルとされる。

ThinkServer TD200xの主な特長は、CPUがIntel Xeon E5502/E5520/E5530、最大128GBまでのDDR3メモリ、最大4.8TBまでのストレージ、遠隔からサーバ管理をサポートするシステム管理機能「IMM」(Integrated Management Module)を搭載。中規模企業において、より高い負荷が求められる利用に最適なモデルとされる。

ともに、稼動対応OSはWindows Server 2008 Standard/Enterprise、Windows Small Business Server 2008 Premium/Standard、Windows Essential Business Server 2008 Premium/Standard、Windows Small Business Server 2003 Premium/Standard、VMWare ESX 3.0/3.5、VMWare ESXi 3.5、Novell SUSER Linux Enterprise Server 10 SP1/SP2)、Red HatR Enterprise Linux 5.x。

また、ユーザーがIT部門の手を借りることなく、サーバのセットアップ、更新、管理をスピーディに行えるようにするための、トータル・サポート・サービスも提供している。「ThinkServer」を初めて利用するユーザーであれば、最初の90日間をトライアル期間とし、無料で「ThinkPlus Priority Support」を利用できる。同サポートの内容は以下の通り。

  • ハードウェアとソフトウェアの両方に関する24時間対応の電話サポート
  • 上級レベルの技術者による電話対応
  • 4時間のオンサイト・サービス(オプション)
  • オンライン・サーバー・データ・バックアップ(オプション)
  • サーバーの設置とオンライン・トレーニング(英語)のサービスを含む「ThinkPlus Productivity」パッケージを提供(オプション)