グーグルは15日、日本の開発者がAndroidマーケットを通じて有料アプリケーションを販売できるようになったと発表した。エンドユーザーがアプリケーションを入手できる国であればどこでも、有料/無料のアプリを公開できる。

Androidマーケットは、Android端末用のアプリ配信プラットフォーム。これまで日本の開発者は、無料のアプリケーションのみ公開可能であったが、今回、有料アプリケーションにも対応した。コンテンツをマーケットに公開するには、デベロッパー登録が必要。詳しくは、こちらで確認できる。

なお、登録したアプリケーションは、海外のユーザーにも日本円で表示される。アプリを購入した海外ユーザーには、ユーザーの現地通貨で日本円に相当する金額が請求される。日本の開発者には、売り上げごとに収益の70%が日本円で支払われる。

このほか、オンライン決済システム「Google Checkout」についても、日本の開発者も利用できるようになった。日本の開発者は、投稿者サイトからGoogle Checkoutの販売アカウントに申し込むことが可能だ。ただし、Google Checkoutが利用できるのは、Androidマーケットを経由して取り引きする販売者やユーザーのみで、Android以外のサービスについては日本ではサポートされていない。

今回、日本の開発者については有料/無料のアプリの公開可能となったが、日本のユーザーが入手できるのは無料のアプリケーションのみとなる。同社は今後、有料のアプリケーションも利用できるよう改善していくとしている。また、有料アプリの購入が可能になれば、 携帯電話からGoogle Checkoutの購入者アカウントを申し込むことが可能になるとしている。